アイコン タクマ 湖北廃棄物処理施設整備事業 BTO方式で23年間538億円で契約


タクマは27日、湖北広域行政事務センターが発注するごみ処理施設のBTO事業を受注したと発表した。
 本事業では、湖北広域行政事務センター管内に分散する稼働開始後20年以上が経過した焼却施設、リサイクル施設、汚泥再生処理センターと、新たにバイオガス化施設を加えた4施設を同一敷地に一括事業として更新・整備し、約23年間の運営を行う。

 4施設の同一敷地への一括更新は日本初の取り組みであり、各施設で発生する残渣や資源もそれぞれの処理が得意な施設に搬送して処理する。
各施設が有機的に連携した総合的な廃棄物処理システムを構築することで、エネルギーの最大限の活用と廃棄物処理の効率化・コスト削減を図り、循環型社会・低炭素社会の形成に貢献する。

 同社は今後も、地域の安心・安全な生活と環境保全を実現する施設の建設・運営を通じて、気候変動対策への貢献、資源・環境保全を図り、持続可能な社会の形成を目指していく方針。

 

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(※)BTO事業
 建設(Build)、所有権移転(Transfer)、運営(Operate)の略。PFI法に基づき、民間事業者が資金調達・施設のEPCを行い、完成後に施設の所有権を公共に移転し、その後、民間事業者が運営を行う事業方式。

湖北広域行政事務センター:滋賀県長浜市八幡中山町:長浜市、米原市の2市で組織する一部事務組合で環境衛生にかかる事務事業を行う。
地域には、①可燃資源ゴミのクリスタルプラザ(長浜市八幡中山町)、②不燃粗大ゴミのクリーンプラント(長浜市大依町)、③伊香クリーンプラザ(長浜市西浅井町)、④し尿・汚泥の処理の第一プラントがあるが、すべて20年以上稼動している。

3月24日、
「新一般廃棄物処理施設整備運営事業」の事業者選定の結果、「タクマグループ」を優先交渉権者として決定し、令和5年3月24日開催のセンター議会において、「湖北ハイトラスト株式会社(株式会社タクマ他2社で構成)」との特定事業契約を締結した。

<特定事業契約の内容>
(1)契約相手:
湖北ハイトラスト株式会社 代表取締役:坂上浩之(長浜市山階町455-32)
(2)契約金額:536億0,527万2,238円(税込)
(3)契約期間:2023年3月25日~2046年3月31日までの23年間
(4)事業概要:本事業は、PFI法に基づき、特定事業として、PFI手法のBTO方式(起債適用型)により実施するもので、施設を設計・建設し、これを維持管理・運営するとともに、新一般廃棄物処理施設の稼働後に、現焼却施設(クリスタルプラザ)の解体工事を行う。
以上、

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[ 2023年3月28日 ]

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