世界のスマートフォン市場も貧富の差に直面している。スマホ市場はブランドが完全定着したiPhoneが売れ、ライバルのGalaxyや不況に直面している中国勢は後退している。
これは今年上半期、インフレ退治の高金利に世界的な景気後退、そうした中、スマホ市場は新コロナ下から昨年下半期からほとんどの国がウィズコロナ策に転換し、景気に関係のない金持ちたちの買替需要に応えたAppleの最高級機種iPhone 14 Pro Maxが爆売れし、ている。
一方、富裕層外は生活に追われ、買い替え需要が総じて減じている。
昨年上半期の5位計では▲7.5%減、10位計では▲5.4%減少しており、ただ5位に入ったGalaxy A14はインド生産、東南アジアなどで販売される普及型(2~3万円)。
富裕層外れや富裕層外は買い替えでも低額にシフトしていることを窺わせている。
2022年通年のスマートフォン出荷台数は12億26百万台、これは2013年以来最も少ない販売台数’(メーカー出荷台数基準)。売上高も平均販売価格(ASP)が高額になり続ける高級機種が牽引して5%上昇したにもかかわらず、販売台数減により市場販売総額は▲9%減の4090億ドルと2017年来の低水準となっている(Market Monitor)。
2030年までにシステム半導体でも世界一になると明確な目標を打ち立てたSamsung、、しかし、10年後20年後、同社はどこの分野で飯を食っているのか、はっきりとした方向性が見えてこなくなってきている。ダボハゼであってはなるまい。・・・いつまでもあると思うな親と金。
スクロール→
22年上半期 スマートフォン市場/Ombia版
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スマホ 23上半期
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22年上半期
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23年1~6月
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/万台
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22年1~6月
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/万台
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1
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iPhone 14 Pro Max
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2,650
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iPhone 13
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3,370
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2
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iPhone 14 Pro
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2,100
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iPhone 13 Pro Max
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2,300
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3
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iPhone 14
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1,650
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Galaxy A13
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1,620
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4
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iPhone 13
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1,550
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iPhone 13 Pro
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1,480
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5
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Galaxy A14
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1,240
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iPhone 11
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1,170
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6
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Galaxy 523 Ultra
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960
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Galaxy 522 Ultra 5G
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980
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7
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Galaxy A14 5G
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900
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Galaxy A12
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950
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8
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Galaxy A54 5G
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880
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Galaxy A03 Core
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770
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9
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Galaxy A34 5G
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710
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Redmi Note 11
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760
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10
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iPhone 11
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690
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Redmi 9A
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740
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5位計
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9,190
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9,940
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-7.55%
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←前期比
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10位計
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13,385
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14,140
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-5.34%
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←前期比
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