中国は世界一の採炭量であるが、米産や豪州産のリチウム鉱石を購入し、安価な石炭火力発電力の電炉で鉱石を溶融分離しリチウム金属を取り出している。
レアメタルのほとんどがこうした中国の安価な石炭火力発電により生産されている(鉄鋼の世界生産の半分が中国生産、これは溶鉱炉と電炉で生産されているが、その燃料は石炭)。
2021年の停電を受け、22年は大増産したが、それでも足りず、22年秋も一部地域では何回も停電が発生していた。世界ではEV生産が急増しており、EV用バッテリー材料のレアメタル生産も急増し、石炭火力発電のニーズが高まり続けている。
リチウなどム・コバルト・ニッケル・黒鉛・・・・・石炭燃焼により生産されており、レアメタルの生産はほとんど環境破壊物質=石炭燃焼により生産されている。
環境に傲慢な米バイデンや欧州各国首脳および中国がEV生産を急拡大させ、環境破壊物質を大気へ大量放出させていることから、地球上に急激な気候変動=地球温暖化をもたらしている。
中国の新エネ車販売、2023年1~10月累計
EVは前年同期間比20.9%増の516万台/PHVは同82.6%増の211万台。
中国ではEV購入補助金はすでになくなっているが、ナンバープレートの優先取得は継続されている。ただ、EV補助金がないことから、PHVの販売が好調となっている。これは中国に限らず購入補助金がある欧米でもPHVやHVの販売が伸びている。インフラ整備問題だけではなさそうだ。
スクロール→
中国の新エネ車 EVとPFVの販売推移/万台/マークラインズ版
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中国
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EV
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PHV
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販売台数
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前年比
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販売台数
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前年比
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23/1~10
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516.0
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25.2%
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211.6
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82.6%
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2022年
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536.5
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81.6%
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151.8
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151.6%
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2021年
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291.6
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160.0%
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60.3
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140.0%
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2020年
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111.5
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11.6%
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25.1
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8.4%
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2019年
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97.2
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-1.2%
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23.2
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-14.5%
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2018年
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98.4
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27.1
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