韓国の武器輸出が止まらない。
韓国の武器輸出はこれまで東南アジアが主だったが、ウクライナ戦争でポーランドなど東欧国は、ロシアの脅威にさらされ、また多くの兵器をウクライナへ支援供与しており、兵器不足にも陥っている。そのため東欧国は兵器の補充と近代化が欠かせなくなっており、一方で財政は厳しく、コストパフォーマンスに優れた韓国製の兵器が大注目されている。
これまで安かろう悪かろうだった韓国製兵器は、技術不足の部材やシステムは先進国から導入し、パワーパックなど主にライセンス生産して高性能・高品質・安価な兵器を販売している。
技術導入先は米国・英国・独国・イスラエルなど多くの先進国から導入し、韓国企業はライセンス生産することで飛躍的に技術力を高めている。
韓国は米国を迂回してウクライナへ自走砲なども納品している記事もあるが実際は不知。明らかになっているのは韓国製の155ミリ砲弾が米国を迂回してウクライナへ110万発供与されている。
155ミリ砲弾の相場は2022年は3300ユーロ/一発、今年は8000ユーロまで跳ね上がっているという。欧州NATOは今年ウクライナへ100万発の155ミリ砲弾を供与する計画であったが50万発あまりしか納品できないという。
米国は昨年までに在庫をウクライナへ供与し尽して砲弾不足に陥り、韓国へ協力要請、韓国製155ミリ砲弾は米軍基地への迂回納品により、ウクライナへ納品されている。
弾薬はすぐ大量に製造できるものではなく、米国は在庫不足に陥ったままとなっている。
米韓の契約では金額等は明らかにされていないが、資材高もあり、5000ユーロと仮定しても110万発は8500億円(1発77万円/1ユーロ:155円)に達する。
高価格の日本製兵器は超円安で格安となっているはずだが、興味を示す国すらない。2001年から小泉が始めた聖域なき削減は現在に続き、研究開発力は、資金不足・開発部隊の人材不足により、それまで高品質・高機能とされた兵器は、すでに性能も品質も陳腐化している。
日本の大手軍需企業は、アベノミクスで空前の利益が出ても、聖域なき削減をし続け、投資もせず、不正ばかりして利益を出し、外資へ高額配当して物言う株主様のご機嫌取りに終始している。
これでは飛行機、船もまともなものは造れないう。
スクロール→
韓国の兵器輸出 対オーストラリア
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内容
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契約総額
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2021/12.
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K9自走砲 30両
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1兆ウォン
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K10弾薬運搬装甲車15両
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2023/12.
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歩兵装甲車「レッドパック」129両
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24億ドル
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・K2戦車・自走砲などのパワーパックは独MOU製+トランスミッションはGM製のライセンス生産/K2戦車はドローン発射装置、RWS無人銃発射装置がオプション搭載可。
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対ポーランド
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2022/7.
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FA-50戦闘機48機
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基本契約(30億ドル)
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総額148億ドル
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K2黒豹戦車180両
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基本契約
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K9自走砲648両
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基本契約
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長期基本契約で最大4~5兆円規模
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2022/10.
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多連装ロケット砲「天舞」
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288台/1台3億円程度
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2022/11.
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韓国型原子炉「APR1400」
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基本契約/30兆ウォン規模
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対UAE
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2023/1.
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地対空迎撃ミサイルシステム
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本契約金額35億ドル
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「天弓2」・・・韓国版PAC
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対エジプト
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2022/2.
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K9自走砲200両
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契約額2兆ウォン
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弾薬補給車輌K10
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対インドネシア
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潜水艦
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3隻納品済
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・MOUでは全体で12隻、第1次3隻は納品済、第2次3隻も本契約済したが契約金の支払いなしで建造中断中(2020年12月)。戦闘機や自走砲など韓国のお得意さん、但し金払いは非常に悪い。
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対米国 (経由ウクライナ)
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155ミリ砲弾
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戦車や榴弾砲用の155ミリ
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110万発
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欧州相場で1発5千ユーロと仮定、
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総額推定8500億円
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韓国の兵器・武器輸出額
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2020年
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33億ドル
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2021年
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70億ドル
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2022年
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100億ドル
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2023年
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150億ドル予
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