アイコン 長安・西安の新遺跡群 春秋中期から明清時代まで2300年間

Posted:[ 2024年10月21日 ]

中国の「長安発見-西安考古30年」学術シンポジウムで10月18日に明らかにされたところによると、西安市文物保護考古研究院は2023年から24年にかけて、西安市長安区曹家堡村考古発掘プロジェクトに基づく考古学的発掘調査を行い、2024年10月時点で春秋、戦国~秦、漢代魏晋南北朝、隋唐および明清時代を網羅する計3000基余りの墓が発掘されたという。
このうち、戦国~秦時代の墓は2300基余りで、
①竪穴土坑墓、
②竪穴墓道(墓室に通じる道)、
③土洞墓、
④斜面墓道土洞墓、
⑤竪穴墓道磚室(レンガ室)墓、
⑥斜面墓道磚室墓
などの形状が含まれている。



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今回の発見により、西安南郊外の秦文化が春秋中期までさかのぼり、秦文化の完全な時代序列が構築された。
考古学者はまた、30以上の馬坑と車馬坑を発見した。馬坑と車馬坑は数が多く、形状も多様で、西安地区でも珍しいものであり、秦の時代の車馬殉葬の習慣を研究する重要なよりどころとなる。

このうちK2車馬坑では7組の車両、車輪、ながえ(馬車などの前方に長く突き出た2本の棒で、先端にくびきをつけて牛や馬にひかせるためのもの)などの遺物が発見され、現在までに車馬3組、馬骨10体分が整理されており、一部の車両の本体と外観には赤色の漆喰が塗られ、一部分には赤色の回形紋と黒彩が施されている。馬の頭部、車軸、車両からは青銅の車馬器が出土した。
以上、CRI参照

悠久の歴史・・・周生如故→一生一世が蘇る西安


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中国の歴史

紀元前21~前17世紀

都:洛陽市二里頭

都:陽城(現、登封市)

1600~前1046

殷墟(現、安陽市)

西周

1046~前771

洛陽、鎬京

東周

春秋

770~前453

鎬京

戦国

450~前221

鎬京/6国

221~前206

咸陽

前漢

2068

長安→洛陽→許昌

823

常安(長安)

後漢

25220

洛陽→長安→許昌

孫呉・蜀漢・曹魏

220280

 

西晋

265316

洛陽→長安

劉宋

魏(北)

劉宋420479

北魏、長安・洛陽

南斎

北魏386535

 

梁・西魏・東魏

502557

 

陳・後梁・北周・北斉

557589

 

581618

大興

武周

618907

長安・西京(同一の西安)

 

 

 

 

西安市

呼称等

殷代は豊邑、西周代は鎬京、秦代は咸陽/前漢代に長安に

西都、大興、西京、京兆、奉元の呼称時代も

西周時代から秦、漢から隋、唐の都城、13王朝の都

現在、陝西省の省都、副省級市/シルクロードの起点

 

 


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