アイコン 3月の中小型車の車種別販売登録状況(3)

ムーブ 軽自動車業界の熾烈な戦い

ダイハツとスズキの戦いのすごさは販売数量に現れている。両社の業界における優位性は昨年1,447,106台の乗用軽自動車が販売されているなかで、ダイハツが504,938台シェアー35.4%、スズキが454,793台、同31.9%。両社で軽自動車登録台数の67.3%を占める。
ダイハツには優力車ムーブがあり、スズキには業界№1売上のワゴンRがある。しかし、両メーカーの売れ行きを左右する2番手車種では、ダイハツが人気上昇中の「タント」を持っているものの、スズキは「アルト」であり「タント」から水をあけられている。スズキは「アルト」のモデルチェンジもしくは人気化する新製品投入が必要であろう。
スズキは、昔から進出していたインドでの販売が、世界景気に左右されず絶好調、小型車の「スウィフト」も世界で健闘している。また同社は電動車椅子等の福祉車両にも強い。株主であったGMの持株は、すべて自社買いしている。

資料:車両別販売台数

[ 2009年4月20日 ]
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