アイコン 九州自動車道の崩落事故は人災である

2名が亡くなった九州自動車道の土砂崩落事故、災害対策専門家委員会の委員長九州大学の落合英俊副学長は29日現地調査した結果、土砂崩れが起きた原因として
 

 

 

① 現場の地形は水が集まりやすい谷である。
② 土壌は水を含むと崩れやすい土質
③ 局地的な集中豪雨だった

の3点を指摘した。
また、現地調査の結果、山の斜面には崩れる可能性のある土砂が、まだ2千立法メートル近く残っていることが確認されたとのこと。
 ここで注目されるのは、地形及び土壌である。同じ場所で過去も豪雨により土砂崩れを起こしており、その時地形や土質を詳しく調査して本格的な対策を講じていたら、今回のような事故には至らなかった可能性が高いことである。
2名が亡くなり初めて委員会が設置されメンバーの各専門家による調査があったが、過去の土砂崩れ対策そのものに原因があり、亡くなった2名はまさしく道路公団(NEXCO西日本)の道路管理の杜撰に起因した人災といえる。
自動車道は多くが山間部を走っており、同じような事故が発生しないよう、全国の自動車道道を専門家による調査を実施すべきである。予想を超える豪雨であったとかは理由にならず、異常気象により今後とも多発すると思われる集中豪雨から国民の命を守るためにも実施すべきである。
高速料金や公共投資もこうした安全のための投資に限れば国民も納得もしよう。

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[ 2009年7月30日 ]
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