アイコン 【タマホーム】人の子タマちゃん、バブル化

タマちゃん研究⑤

ビジネスモデルの崩壊(1)
 企業経営は難しい、平成10年頃ITバブルが生じた、成り上がり挙ってマスコミに登場、時の人として有名人となった。しかし、調子に乗り銀座詣でをしていたこれら経営者は今では殆ど一線から消えて行った。
 

 玉木社長のバブル化は、同社を牽引している広告にも見られる。しかしまだ全国制覇へ向け出店中であり、知名度アップのインパクトある広告は戦略上是としなければならないだろう。(今回のキムタクの宣伝は、新しい宣伝の仕方かもしれないが、みのもんたの広告の打ち出し方とは完全に異なっている)。


 玉木社長が注文住宅の販売に専念していたらこうした記事も書かないが、分譲マンションへの展開、分譲地の購入、投資用不動産の購入など調子に乗り矢継ぎ早に行っている。今では本業(注文住宅に専念)から逸脱したものと看做す。

 分譲マンションへの展開は、東京へ平成17年6月進出、19年9月東京の分譲マンション屋元三和ハウス(正式には夢真が買収しており、社名は夢真アーバンフロンティア)を買収して開始、タマホーム東京として事業展開している。買収はサブプライムローン問題後であるが、まだ高値買いしたと思われる(玉木社長の懐では安かっただろう)が・・・。タマホーム東京は現在タマレジデンス本厚木(昨年10月竣工、総戸数53戸で10戸)を販売中であるが、何故か今では他に開発物件は見当たらない。

三和ハウス株式会社の概要(夢真買収時の資料)
(1) 商 号 :三和ハウス株式会社
(2) 代表者 :佐藤 隆
(3) 所在地 :東京都杉並区西荻北4 丁目8 番2 号
(4) 設立年月日 :昭和43 年3 月23 日
(5) 主な事業内容 :分譲マンション・戸建デベロッパー
(6) 資本の額 :20 百万円
(7)最近事業年度における業績の動向
平成16 年2 月期       平成17 年2 月期
売上高 2,508 百万円       2,097 百万円
営業利益  92 百万円        91 百万円
経常利益  35 百万円        38 百万円
当期純利益 30 百万円        26 百万円
総資産  4,230 百万円       2,753 百万円
株主資本  580 百万円        603 百万円

上記の三和ハウス(ブランド名ベルパティオ)を夢真が平成18年3月買収して、夢真アーバンフロンティアに社名変更、平成19年9月夢真は、夢真アーバンフロンティアをタマホームに売却、社名をタマホーム東京に変更している。平成19年9月はサブプライムローン問題(平成19年7月株式市場で表面化)の初期の頃であった。

 

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[ 2009年8月27日 ]
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