アイコン 北九州銀行 北九州争奪戦④/山口銀行・福岡銀行

ふくおかFGと山口FGの大きさの違いは、総資産などから見て、ふくおかFGの2/3の規模が山口FGである。しかし、銀行の健全性の指標であるTier1比率は、山口FGに軍配が上がる。

ふくおかFGは、グループ銀行の不良債権処理で、中核の福岡銀行の好財務をグチャグチャにしてしまったが、体制を立直したところであり、今後高収益体質への守りに入るのか注目されていた。そうした矢先に、山口FGによる「北九州銀行」設立は、攻めを得意とする福銀谷頭取の北九州戦略は、山銀に出し抜かれたものとなった。
これまで北九州市の公金取り扱いは、福岡銀行とみずほ銀行が1年毎の交代で行ってきたが、北九州銀行設立で近いうち北九州銀行(山口銀行)に対して北九州市も袖にできなくなる可能性が非常に高くなった。 

連結/百万円
ふくおかFG
山口FG
決算期
09/3
10/3期予
09/3
10/3期予
売上高
281,213
264,500
182,525
170,000
営業利益
72,995
 
28,226
 
経常利益
3,095
33,700
19,527
38,000
 経常利益率
1.10%
12.74%
10.70%
22.35%
当期利益
21,934
28,000
13,788
27,000
総資産
11,781,256
 
7,777,242
 
自己資本
513,528
 
402,525
 
資本金
124,799
 
50,000
 
自己資本率
4.30%
 
5.20%
 
  Tier1比率
5.56%
 
7.64%
 
  銀行資本率
9.26%
 
9.67%
 
規模比較
1
 
2/3
 

続く
[ 2010年4月 2日 ]
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