前・県土木屋技監・藤瀬政則(西海建設グループ)
本誌は坂本組企業体が官製談合で受注!(長崎県・5月25日)と報じてきたが、実際に落札したのは大坪建設・西海特定建設工事企業体だった。
そもそも今回の案件は3月に一度は入札が行われていたが、何故か入札結果が発表されることもなく、再度公告がなされた不思議な案件であった。
3月の入札時には坂本組は西海建設と企業体を組んで、坂本組企業体が仮決定者だった。ただ、不思議な事に県は結果を公表せずに(公表できなかった?)4月に再度の公告をするという謎の入札を行っている。
今回、西海建設と企業体を組み落札者になった大坪建設は前回、3月の入札時には西海建設のグループ会社である田浦組と企業体を組んでいた。
そして今回、疑惑が囁かれていた坂本組は前回に組んでいた西海建設とは組まないで、田浦組と組んでいる。この時点で坂本組の落札はなくなっていた。これで大体の謎は解けてきた。
ようするに長崎県には西海建設と組んだところに落札させるという強い意志が存在しているという事実である。
そして全てのシナリオを画策してる人物が西海建設グループに天下っている前県土木屋技監・藤瀬政則である。これは明らかに県土木部職員と県土木部OBが関与した官製談合事件である。・・・・②に続く
[ 2010年5月25日 ]
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