アイコン 大和システム① みん株の理論株価239円は何じゃ!

株は水物である。ところが理論株価なるものを付けている「みんなの株式」(通称:みん株)というものでは、大和システムの理論株価が239円となっている。
資産より借入金が大きいという異常な会社の理論株価が、何故こうした理論価になるのか全くわからない。債務超過額も242億72百万円に達している上場企業の理論価である。 

同社はADRにより、今後金融機関と詰め、DES+債務免除で次期決算までには債務超過を回避すると言明している。2年前だったらADRを申請する前に倒産企業していたと思われるが、亀井大臣のモラトリアム成立で金融機関も全く動けなくなっているのが実情である。法律により認可された事業再生実務家協会も、関係省庁に対して実績を報告する必要があり、実績作りに余念がなく千客万来の協会である。
ところがそうしたADR効果を換算していないところで「みん株」は、理論株価239円を導き出しており、馬鹿げて物の言いようがない。
こうした理論株価なるもの現実の業績・財務内容を見ずして過去の業績から導き出されているところに大きな落とし穴がある、危険極まりない。
 

[ 2010年6月 4日 ]
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