アイコン 福岡市長選 いよいよ本番② 古賀一成民主県連代表の思惑

吉田氏は、これまで決して民主県連とはしっくり行っていなかったのも事実(助信前幹事長とはしっくりいっていなかった)であり、今回の推薦決定が長引いた上、先送りされた原因ともなっているようだ

<民主県連代表の思惑>
福岡県の民主党県連代表は、昨年11月14日松本龍衆議から古賀一成衆議(7回、63歳)
に交代した。ところが、古賀代表ご自身は、県連代表になった直後の12月、同氏の後援会連合会が「後援会の申し入れを一つも聞かない」として、後援会連合会を解体させたのであった。古賀氏にとっては赤恥かいたが、その解体された後援会の大物後援会長の関係者が木下氏である。当後援会会長はこれまで古賀一成氏を支援し続けてきた人物でもある。
しかし、古賀一成氏は当選7回の衆議、県連代表としての力も有する存在となっている。しかも鳩山派で菅派グループにも顔を出す政権中枢組。かかせられた赤恥をどう処理するのか・・・、水面下で関係修復も念頭に、吉田氏推薦に決定した場合の木下氏の今後の処遇・・・など、いろいろな思惑がうごめいているようだ。

<民主党の結論先読み>
吉田市政は、「こども病院」の白紙撤回を撤回しており公約違反を犯している。しかし、ほかの市政運営面は人畜無害、いてもいなくても大して影響もないほど。その変わり、まったく強力な市政案の打ち出しもない市政である。それでも西日本新聞社上がりで、女性にも人気がある(こども病院移設で支持をかなり失っている)。財界にも保守派市議団にも、し懲りなく市政を運営。例えば小学生の入院医療費の無料化につき、小学校3年生までを吉田市長は議会に諮ったが、議会側から6年生まで無料とする条例案を(おちょくられる)プレゼントされるほど仲良し。
詰る所、凋落過程の民主党も木下氏では福岡市長選候補としては、知名度も低く未知数すぎる。結果、民主党も民主推薦として福岡市長を存在させる必要があり、吉田氏に落ち着くことになる。今回吉田推薦が先送りされたのは、先述のいろいろな思惑からと吉田氏の個人プレーへの牽制の意味が込められているともいえる。
 

[ 2010年8月18日 ]
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