アイコン 福岡市長選 いよいよ本番⑥ 高島宗一郎アナウンサーで勝てるのか

高島アナウンサーが福岡市長選に立候補を内諾しているという。高島アナウンサーが立候補を表明するときには自民・みらい・市民クラブそれに公明党が推薦を出していることになり、みんなの党が推薦するどうかは別として、選挙体制は取れる。

<民主党やっと決着、シコリ残る>
一方民主党は、次期福岡市長選の推薦で、すったもんだした挙句、28日現吉田市長の推薦を決定した。吉田市長の推薦を決めたのは福岡商工連盟に続いてのもの。
自民保守・公明×民主の選挙戦構図がはっきりしてきた。
しかし、一方で自民保守地盤にも喰い込め、浮動票・女性票を集めうる植木とみ子女史が立候補を表明している。両者の選挙戦に埋没しなければ侮れない存在である。
また、民主党では推薦は受けられなかったものの木下元佐賀市長も立候補を表明しており、民主党は少なからず分裂選挙になる。

<選挙の争点>
選挙の争点は「こども病院移設問題」。高島アナは立候補を表明すれば自ずと移設推進派
となる。
吉田現市長は、前回市長選では民主党の推薦を受け、移設は「見直す」として、前山崎市長に勝ち、初当選したものの、当選後は「見直した結果、元の通り移設を推進させて頂きます」と手の平を返し、有権者から裏切り者と呼ばれ、移設反対派(殆ど女性)から18万人ものこども病院移設反対の署名簿まで突きつけられる始末。何か民主党政権とそっくりだが・・・。

<福岡市では女性首長を認めぬのか、自民・保守派>
元教育長の植木女史は、自民・保守各会派・公明・みんなの党に推薦願いを出したものの、こども病院移設について見直し論を唱えたことからか、自民・保守会派から切られてしまった。元々福岡市の自民・保守は、会社社長や大学教授に立候補を要請して断られてきており、その間、植木女史擁立を考慮する時間はあった。しかし、眼中になかったようである。植木女史は以前から立候補を予定していると噂され続けており、擁立に向け政策合意すれば可能だったはずである。福岡市の自民・保守各派には、時代遅れもはなはだしく、女性を市長として受け入れる素地が全くないのであろう。

<こども病院移設推進派となる高島アナ>
高島アナは、自民・保守各派の推薦を受けての立候補となり、鬼門である「こども病院移設」の推進派となる。高島アナが市長となった場合、吉田市長がレールを敷いたレールに粛々と乗り進めるであろうが、反対している女性・オバさんに嫌われる存在になることだけは間違いない。
福岡の女性はこれまで拓さん・太田さん・山崎さんを引きずり降ろしてきた実績がある。
また、高島アナはまだ若く、色々なスキャンダルも表面化するおそれが高く、そうした場合、まず女性が去り、浮動票が去る。市長になって何をしたいのかも全く不明である。 
高島アナは、今ではアナウンサーというタレント同様の人気商売で、たまたま市長になるにしても底が浅すぎるようにしか見えない。
高島アナは今回の市長選に負ければ、今後、保守というレッテルが貼られ、国政に出るにしても凋落の自民党からの出馬となってしまう。雷神ライガーも応援しようが、プロレスも落ち目である。

<マスコミ対決>
吉田市長は、西日本新聞社あがりでテレビ西日本、高島アナはKBC・朝日新聞社。テレビ・新聞も交えてマスコミ対決となる。マスコミが2人だけの選挙にしてしまうおそれがあり、メディアの発信次第では危険な面もある。

<民主党、吉田推薦が長引いた原因>
今回、吉田市長が民主党の推薦をなかなか取れなかったのは、元々民主党福岡県連の助信幹事長(当時)などにより擁立され「こども病院移設見直し」の公約により女性票を集め市長となった。しかしその後助信幹事長の言うことを聞かなくなり、「こども病院移設見直し」は一転して「見直した結果、元の通り」として推進派になった経緯がある。そのため民主党県連内に吉田市長を毛嫌う人も多い。吉田市長のスポンサーは、北九州出身だけあって北九州の建設会社やクリーニング大手の社長さんが有名だが、助信元幹事長も北九州市の隣が選挙地盤、自民党顔負けの豪腕で知られる福岡県議(中洲に行けば会える)である。「こども病院移設」では、民主党の市議団は賛成したが、連合(民主党の有力支援組合団体)傘下?の「ふくおかネットワーク」の3人は反対に回っている。

木下氏は、福岡市では知名度は少ないものの、佐賀市長選では民主党・社民党から推薦を受け、保守王国の佐賀市長となり、改革派として知られる。こども病院移設問題では見直しを公約している。元八女市長の野田衆議に「吉田では戦えない」と言わしめた人物である。ふくおかネットワークが推薦もしくは支持する可能性は残る。阿久根市長と懇意なところが気になる。

<影響する民主党代表選>
民主党の9月の代表戦も、福岡市長選の前哨戦に大きく影響する。もしも小沢が勝ったならば、その後の政令都市の大型選挙であり、小沢は信任と人気取りのためにも福岡市長選には全力投入するはず。表で出てくるかどうかは別として、大物議員やタレント議員がワンサカ応援に訪れるだろう。また、公明党が自主投票にまわる可能性も高い。民主党の代表戦が終わるまで公明党は高島アナの推薦はしないとも思われる。 
公明党が小沢に貸しを作るチャンスであり利用しない手はない。それほどの関係を小沢は公明党に対して持っている。
公明党の福岡県本部が、民主党の代表戦前に推薦を表明した場合は、その限りではない。それだけ公明党本部の力とカケヒキがなくなっている証となる。
小沢が代表戦に勝てば、小沢はなり振りかまわぬ選挙応援を仕掛け、吉田続投の可能性が高くなる。小沢政権ともなれば恐怖であるが・・・。

ところで、原口大臣の動向も注目される。木下氏とは同じ佐賀であり仲良し子良し。しかし閣僚であり、民主党が推薦しなかった木下氏の支援にまわれるのか、多分権謀術数に優れた原口大臣は表立っては出来ないものと思われる。閣僚でなくなっていた場合でも然りである。その分木下氏の勝目は少なくなる。

<乱戦模様で、女性票と浮動票だけでも勝てる植木女史>
植木とみ子女史は、推薦がなかなか取れず孤軍奮闘となるが、福岡市の中央区長など行政の実績もあり、いろんなことに前向き、こども病院見直しの公約も打ち出しており、オバさんパワーで頑張って欲しいものである。生命線は「ILOVE ふくおか」のボランティアの動きと女性票。風吹かせ。

福 岡 市 議 会 議 員
会派名
 
 所属議員名
自由民主党
会長
おばた 久弥
 
 
 
 
副会長
冨永 計久
 
 
 
福岡市議団
幹事長
森 英鷹
 
 
 
(19人)
政調会長
伊藤 嘉人
 
 
 
TEL 092-711-4722
総務会長
打越 基安
 
 
 
FAX 092-741-4874
 
飯盛 利康
福田 衞
今林 ひであき
川上 晋平
 
 
川口 浩
妹尾 俊見
川上 義之
光安 力
 
 
阿部 真之助
南原 茂
津田 たかし
稲員 大三郎
 
 
小石原 淳一
石村 一明
 
 
 
 
 
 
 
 
公明党
団長
黒子 秀勇樹
 
 
 
 
副団長
大石 修二
 
 
 
福岡市議団
政調会長
渡辺 裕江
 
 
 
(12人)
総務会長
川辺 敦子
 
 
 
TEL 092-711-4728
 
 
 
 
 
FAX 092-741-4597
 
山口 剛司
尾花 康広
松野 隆
楠 正信
 
 
石田 正明
市木 潔
大石 司
久保 浩
 
 
 
 
 
 
民主・市民クラブ
代 表
江藤 博美
 
 
 
福岡市議団
幹事長
栃木 義博
 
 
 
(10人)
総務会長
太田 英二
 
 
 
TEL 092-711-4736
 
田中 しんすけ
田中 丈太郎
阿部 正剛
玉井 輝大
FAX 092-732-4055
 
山下 謙二
金出 公子
三原 修
 
 
 
 
 
 
 
みらい
会長
石川 浩二朗
 
 
 
 
幹事長
笠 康雄
 
 
 
(7人)
政調会長
水城 四郎
 
 
 
TEL 092-711-4725
総務会長
国分 徳彦
 
 
 
FAX 092-741-4860
 
三角公仁隆
平畑 雅博
鬼塚 敏満
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本共産党
団長
宮本 秀国
 
 
 
福岡市議団
幹事長
中山 郁美
 
 
 
(6人)
 
熊谷 敦子 
倉元 達朗 
ひえじま 俊和
星野 美恵子
TEL 092-711-4734
 
 
FAX 092-741-4627
 
 
 
ふくおか
代表
外井 京子
 
 
 
ネットワーク
政調会長
野尻 旦美
 
 
 
(3人)
総務会長
高森 清子
 
 
 
TEL 092-711-4739
 
 
FAX 092-725-0609
 
 
 
社民・市政クラブ
代表
木村 幾久
 
 
 
福岡市議団
幹事長
池田 良子
 
 
 
(2人)
 
 
TEL 092-711-4731
 
 
FAX 092-741-4507
 
 
 
福政市民クラブ
代表
大森 哲也
 
 
 
(2人)
 
藤本 顕憲
 
 
 
TEL 092-711-4192
 
 
FAX 092-716-5577
 
 
 
平成会
代表
高山 博光
 
 
 
(2人)
幹事長
友納 博美
 
 
 
TEL 092-711-4752
 
 
FAX 092-714-0188
 
 

[ 2010年8月30日 ]
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