アイコン 福岡市長選 いよいよ本番⑩ 7人目の立候補者/高島宗一郎氏記者会見

いよいよ乱戦模様になってきた11月14日投票の福岡市長選、福岡市の元予備校講師の飯野健二氏(49)が3日、正式に立候補を表明。「こども病院の人工島移転を白紙撤回し、現地建て替えを検討したい」などと述べ、みんなの党に推薦願を出したことも明らかにした。 
飯野氏は、福岡市出身、九大、九電を経て今年3月まで予備校講師。4月に政治団体「福岡維新の会」を設立して代表就任。
そのほかの公約面では、市長と市議の報酬3割カット、政務調査費見直しなど。

市長選は、これで現職の民主党推薦の吉田宏市長、共産党が推薦する有馬精一氏、元福岡市議の荒木龍昇氏、前同市教育長の植木とみ子氏、元佐賀市長の木下敏之氏、自民党推薦の高島宗一郎氏、福岡維新の会の飯野健二氏の7人が立候補を表明した。

高島宗一郎氏記者会見(9月6日)
高島氏は、福岡市の「これからのビジョンが見えない」という現状を憂いていたところ、自民党市議から「夢を語るリーダーになってくれ」との打診があったことが立候補のきっかけであったと説明。
父親がアナウンサー、祖父が豊後高田市の市長であったことから、マスコミに入ったものの政治にも目覚め、昨年からは九大大学院で政治学を学び始めたとしている。

高島氏が掲げる福岡市のビジョンは大きく3つ。
①点在する企業、商業施設、観光地などのビジネス資源を線となる交通インフラで結ぶ「国際ビジネス観光都市」構想。 
②それで得た利益による「住民サービスと福祉の充実」。
③自らの政治姿勢である「徹底的な情報公開による尊敬される政治」である。
 「いろんなチャレンジで積極的に攻めていきたい」との決意を述べた。

今回も高島氏の口から、選挙の争点とされている「こども病院のアイランドシティ移転問題」については、自民党の推薦を受けたことにより、既成の事実としているのか、触れることはなかったようだ。
高島氏が市長になりたければ、河村・橋下のように議会と喧嘩してでも己のビジョンを貫き通す金玉がなければ、単なる市長になりたい駄々こね屋に終わってしまおう。時代は急変しており、福岡市は次の市長で今後が決まる。
① については、吉田市長が検討しているキャナル経由の地下鉄でも通すか、アイラン
ドシティにモノレールでも作るのか。何れも開発大好き議員たちが構想した案の二番煎じであり、若いのに全く新鮮味がなく、ビジョンが見えない。
③ に至っては市民の政治意識は大きく変化しており当然のことである。
◎ まず立候補の前に、木下候補のビジョンのような、自分なりのビジョンをはっきり構築することである。
 

[ 2010年9月 7日 ]
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