アイコン ソフトバンク孫社長 科学者100人集めて「自然エネルギー財団」設立へ

ソフトバンクの孫正義社長は20日、太陽電池など環境エネルギーの普及を促進するため、「自然エネルギー財団」を設置すると発表。
世界中の科学者ら約100人に参加を要請して、政府への政策提言などを行う。
 同日午後、開かれた民主党の復興ビジョン会合で明らかにした。
 孫社長は、福島第1原発の事故を受け、自然エネルギーへの転換を主張。東日本大震災の被災地域を中心に「東日本ソーラーベルト」を作る構想などを提案したほか、普及促進策として自然エネルギーで発電された電力の全量買い取り制度の導入も求めた。
 孫社長は「太陽電池の輸出国として世界最大のソーラーベルトを作ろう。もう一度日は昇る。希望あふれるビジョンを作ろう」と語ったという。

ビルゲイツも社会貢献度合いは高く、孫はそれに触発されたのか、歳をとったのか、最後のロマンを求めているのか。
新世代を代表した経営者孫は、震災に対して100億円の寄付と今後の役員報酬全額を寄付。
彼は、地金回収屋の息子として生まれ、親と兄はパチンコ屋に転じたものの、決して金銭に恵まれていたものではなかった。親の資金より、奥さんの親からの支援により、アメリカでの挑戦ができたとされる。なかでも草創期のアメリカヤフーへの出資が、その後莫大な利益を生み、金銭面でその後のすべての源泉となった。久留米附設にいくなど頭はよかったが、決して生活面で恵まれたものではなかったとされる。

孫は、いろいろな経験を通し、今回の原発問題を踏まえ、日本では彼にしかできない世界規模の「自然エネルギー財団」設立へ突き動かされたのであろうか。
こうした動きは、日本の財界のあり方そのものを変える潮流を作っているともいえる。そのまま評価したい。

孫は、次のターゲットをNTT光回線網に絞っている。その実現に向けての布石だとしたら、野望は尽きていないが。
 

[ 2011年4月21日 ]
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