アイコン 米/8月の耐久消費財受注大きく落ち込む 各月別指標つき

米商務省が27日発表した8月の耐久財新規受注は前月比▲13.2%減り、景気後退の真っ只中にあった2009年1月以来の大幅な落ち込みとなった。
経済成長のメーンエンジンが失速していることを示し、雇用市場に見られた改善の兆しを覆い隠す格好となった。
主に航空機や自動車の需要が弱かったが、その他幅広い財の受注が減少した。耐久財新規受注のアナリスト予想は5%減だった。

ソラリス・グループ(ニューヨーク州)の首席投資担当者、ティム・グリスキー氏は「製造業の分野が引き続き苦境にあり、実際は縮小していることが示された。受注は今後(の景気を占う上で)大変重要な要素となる」と指摘した。
民間設備投資の先行指標とされる航空機を除く非国防資本財受注の2カ月連続減少が止まったものの、希望の兆しがはっきりと表れたわけではない。

航空機を除く非国防資本財の出荷が2カ月連続で減少、景気が第3・四半期に大きく改善しない見通しが示された。
輸送機器受注は34.9%減少した。7月は13.1%増加していた。
輸送機器を除く耐久財新規受注は1.6%減った。7月は1.3%減少していた。アナリスト予想は0.3%増だった。参照:ロイター

こうして一喜一憂するアメリカ経済と経済アナリストたちである。

8月のアメリカの経済動向
 
住宅着工件数
住宅着工許可件数
新築住宅販売件数
耐久消費材受注
小売売上高指数
鉱業生産指数
失業率
雇用者変化数
単位
前年同月比
前年同月比
前年同月比
前年同月比
万人
2012年8月
750
803
373
-
0.9%
-1.2%
8.1%
9.6
2012年7月
733
811
374
4.1%
0.8%
0.7%
8.3%
14.1
2012年6月
754
760
361
1.6%
-0.7%
0.1%
8.2%
4.5
2012年5月
706
784
382
1.5%
-0.1%
0.1%
8.2%
8.7
2012年4月
747
723
358
-0.3%
-0.5%
0.8%
8.1%
6.8
2012年3月
706
769
352
-3.7%
0.4%
-0.7%
8.2%
14.3
2012年2月
718
707
366
2.0%
1.0%
0.5%
8.3%
25.9
2012年1月
720
684
339
-4.9%
0.6%
0.7%
8.3%
27.5
2011年12月
697
701
339
5.1%
0.0%
0.9%
8.5%
22.3
2011年11月
708
709
327
3.4%
0.5%
0.2%
8.7%
15.7
2011年10月
630
667
314
-0.4%
0.9%
0.6%
8.9%
11.2
2011年9月
647
616
306
0.1%
1.2%
0.2%
9.0%
20.2
2011年8月
581
645
292
-3.3%
0.2%
0.3%
9.1%
8.5
 

[ 2012年9月28日 ]
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