アイコン ネオニコチノイド系の農薬の危険性 アセタミプリドMRL 食の安全 TPP

有機燐系の農薬が人体への影響が甚大であるため、農薬使用が厳格化さ れるなか、代替品として登場したのがネオニコチノイド系の農薬(=クロロニコチニル系殺虫剤)。しかし、ネオニコチノイド系の農薬も曲者であることが判明 している。フランスやイタリアでは、当農薬が、全世界のミツバチが姿を消したが、その原因農薬として使用を禁止している。

<農薬使用基準が甘い農水省>
このネオニコチノイド系の農薬の一つアセタミプリドMRLの使用基準は、
1、リンゴに対する使用基準は、EUが0.1ppm、アメリカが1.2ppmだが、日本は5.0ppm。
2、イチゴについては、EUは0.01ppm,アメリカは0.6ppmだが、日本は5.0ppm。
3、茶の葉は、EUの使用基準が0.1ppmに対して、日本は50ppm。なんと500倍もの差がある。

有機リン系の使用基準を厳格化したため、ネオニコチノイド系農薬の使用基準については、農薬業界と農水省が癒着し、妥協の産物とした使用基準になっているものであろう。農水省は早期に欧米以下に使用基準を改めるべきである。

こうした農薬は日本国中で使用されており、地下水に入り、名水とされる湧水の汚染原因にもなる。

<TPP>
TPPでは、アメリカからの輸入農産物で、もっとすごい農薬や防腐剤が入った農産物や遺伝子組換種子や遺伝子組換農産物が入ってくることになる。(石原都知事がTPPに反対していたのは遺伝子組換農産物が入ってくることに由来している。しかし、維新の最高顧問の竹中平蔵がアメリカでも今では後退している新自由主義経済学者であり、維新の橋下もTPP推進論者となっている。石原と橋下が統合したことにより、TPPでは石原が橋下に折れ、維新と松下政経塾一派はTPPにまっしぐらである。)

<ネオニコチノイド系殺虫剤アセタミプリド>
 アセタミプリド (acetamiprid)は、ネオニコチノイド系殺虫剤であり、昆虫神経のシナプス後膜のニコチン性アセチルコリン受容体に結合し、神経の興奮とシナプス伝達の遮断を引き起こすことで殺虫活性を示す。
主な商品名は「モスピラン」で、液剤、顆粒剤、水溶剤、エアゾル剤、複合剤などとして日本曹達などの農薬メーカーが製造している。
植物体への浸透移行性と残効性が高い(=長い)ため、葉を巻いて中に隠れてしまうような害虫(アブラムシや毛虫の一部など)にも効果が高い(残留が長期間であるため、人への影響も避けられない)。また、広く使われている有機リン系殺虫剤とは作用機序が異なるため、有機リン系殺虫剤に抵抗性のある害虫にも効果が期待できるとされ多くの農場で使用されている。
日本では稲には使用が禁止されている。2008年に発覚した政府がベトナムからの輸入米の事故米を業者に工業用として売り渡したものを食用として不正転売していた事件があった。事故米扱いの原因はアセタミプリドが基準値以上に残留した米穀であった。(日本の輸入米の残留濃度基準は0.01ppm)
 

[ 2012年11月26日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索