アイコン 丹青社/第3四半期(10月) 減収大増益だが・・・乃村工芸社付

各種施設や店舗内装工事業界の売上高は、官庁工事が3月に集中、4月には大型店 舗、秋口に年末商戦に向けた店舗改装などが行われる。そのため、同社の売上高は第3四半期の10月までは、月平均45億37百万円(今期)となっている が、第4四半期の月平均売上高は33億88百万円(今期予想)となっている。こうした売上高の偏重は、当業界に初着物である。
今期は、売上高は前年比微減の進捗であるが、利益は渋谷ヒカリエなど大型商施設案件が好調で大幅に伸長させている。

ブランドの店舗や高級商業施設などは殆ど丹青社か乃村工藝社が受注するほど2社はその実績と信頼性を有している。
今後の見通しは、東日本大震災の被災地では、今後公共施設などが期待できるが、まだ現地はその段階ではない。官庁工事は、安倍政権次第であるが、被災地以外での箱物公共投資は限定されるものと思われる。また、民間工事は、新政権により景気が回復傾向を示せば、冷え切った外食産業が活気付くことも考えられる。大型商業施設がこれからもどんどん増加するとは考えにくく、ブランド店はよほど景気が回復しない限り、多くの出店は望めず、海外からのフアストファッション店もあまり冊子で取り上げられなくなっており、これまでの勢いでの出店は考えにくい。期待が持てるのは、大手不動産会社の再開発事業くらいであるが、店舗内装業界は景気に左右されやすく、大風呂敷を広げた安倍政権次第である。

景気次第であるが、今のところ今後、大きく売上高が伸びる要素は少ないと思われる。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年1月期第3四半期
41,582
1,133
1,184
946
13年1月期第3四半期
40,835
2,006
2,046
1,829
前期第3四半期比
98.2%
177.1%
172.8%
193.3%
13年1月期通期予想
51,000
1,110
1,150
940
12年1月期実績
52,049
721
807
573
11年1月期実績
53,441
1,020
1,050
811
10年1月期実績
49,763
-199
-73
-2,297
通期予想/前期比
98.0%
154.0%
142.5%
164.0%
 
<参考:乃村工藝社の中間決算>
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年2月期第2四半期
39,963
-132
-96
-252
13年2月期第2四半期
45,197
300
377
91
前年同期比
113.10%
 
 
 
13年2月期予想
93,000
1,600
1,700
940
12年2月期実績
87,464
1,215
1,325
604
11年2月期実績
90,105
1,120
1,288
403
10年2月期実績
80,436
845
1,282
407
13期予想/12期比
106.30%
131.70%
128.30%
155.60%
 
[ 2012年12月10日 ]
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