アイコン ラウンドワン/既存店売上高10%以上ダウン(累計)大丈夫か

ラウンド1不況の浸透は同社の最大の顧客である若者の懐も直撃している。また、ジャリタレに至っては親からのお小遣いの減少を受けていることも同社の売上高に影響しているようだ。 
更に、若者へのスマホの浸透は、携帯電話の維持費(基本料+ゲームなど)が嵩む結果となっており、その煽りも受けているものと思われる。
同社の前期の第1四半期(2011年4~6月)の既存店売上高は、前年同期比7.2%増であったが、第3四半期からマイナスに転じ、今期に入ってからは第1四半期・第2四半期とも2桁のマイナスとなっている。

不景気が影響しているのか、客離れが生じているのか今のところ不明であるが、同社は、▲10%ほどの売上高のマイナスでも各利益は計上できる体質であるため、経営上の問題はない。しかしながら、こうした事態が来期も続くようならば問題も生じてこよう。
次期自民党の安部政権が景気を回復させると豪語しており、景気が少しでも回復してくれば、CM次第では同社のマイナス幅も早期に減少してくるものと思われるが・・・。
 
既存店月別売上高の前年同月比推移>
ラウンドワン 既存店月別売上高の前年同月比推移
2012年 
ボウリング
アミューズメント
カラオケ
スポッチャ
その他
総売上
4
-11.7%
-10.4%
-7.8%
4.2%
-6.2%
-9.1%
5
-18.5%
-13.5%
-12.7%
-12.7%
-10.6%
-15.1%
6
-8.4%
-9.9%
-0.9%
0.6%
-4.9%
-7.4%
7
-14.8%
-14.6%
-6.7%
-2.9%
-12.0%
-12.7%
8
-12.3%
-12.2%
-2.6%
4.5%
-9.8%
-9.2%
9
-10.6%
-12.1%
0.1%
6.2%
6.8%
-8.4%
上期累計
-12.9%
-12.2%
-5.2%
-0.2%
-8.5%
-10.4%
10
-15.6%
-11.4%
-5.6%
-3.6%
-11.1%
-11.6%
11
-13.4%
-7.9%
-5.6%
-4.1%
-8.5%
-9.2%
・既存店108店(全店110店)(但し2012年9月は107店、10月・11月は108店)
 
<既存店の四半期推移>
既存店の四半期毎の前年同期間比 
24期1Q
7.2%
24期2Q
4.2%
24期3Q
-4.0%
24期4Q
-0.4%
25期1Q
-10.9%
25期2Q
-10.1%
<業績推移>
 連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年4月期第2四半期
45,998
9,396
6,950
2,430
13年4月期第2四半期
43,273
5,964
3,811
2,019
前年同期比
94.1%
63.5%
54.8%
83.1%
13年4月期予想
86,800
11,700
8,000
1,000
12年4月期実績
89,568
16,036
11,481
2,781
11年4月期実績
84,303
11,416
6,929
-12,673
10年4月期実績
82,113
12,031
7,848
3,396
13年期予想/12年期比
96.9%
73.0%
69.7%
36.0%
13年4月期第2四半期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
226,562
80,895
80,895
35.7%
 
[ 2012年12月10日 ]
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