アイコン エス・バイ・エル/2月第3四半期 業績悪化

同社は、第3四半期の住宅市場について、次の通り説明している。
住宅着工戸数に増加の傾向が見え始め、また住まいのエコロジーに対する関心の高まりも影響し、緩やかな回復傾向が継続する一方、消費増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法の成立を受け、今後の各種住宅関連政策が注目される。
このような事業環境のもと、当社グループは、ヤマダ電機との業務提携に基づく、暮らしとエネルギーと環境の未来を考えた新しい住まい作りの構想「スマートハウジング」に立脚した、積極的な事業展開を更に具体化してきた。

平成24年10月13日には、コミュニティー全体でのエネルギーの自給自足を目指す「スマートタウン」構想を具体化し、千葉県千葉市稲毛区において本社分譲部主導型分譲事業第1弾「スマートハウジングなのはなin稲毛」の販売を開始した。
また、平成24年9月1日付で施工本部を新設し、住まいの施工品質の向上とCSの向上を図ると共に、受注拡大に向けた全社的な施工体制の強化を図った。

また、住宅市場の約8割を占める工務店市場をターゲットに、リーズナブルかつ高品質高性能な住まいを提供する新たな分譲事業(ミニ分譲)を開始、平成24年11月3日より愛知県名古屋市、大阪府寝屋川市等において第1弾の販売を開始した。
以上の結果、売上高は275億46百万円となったが、人件費、広告宣伝費等の増加により、営業損失は▲9億61百万円、経常損失は▲9億57百万円、四半期純損失は▲10億32百万円となったとしている。
せめて、住宅着工件数の増加率くらい売上高は伸ばしてもらいたいものだ。まだ営業がヤマダ電機に馴染んでいないのであろう。ヤマダ電機も痺れを切らし、6月1日付けで、エス・バイ・エルの社名を㈱ヤマダ・エスバイエルホームに変更すると発表した。ただ、売上高の増加を目論見、無闇やたらにパワービルダーの業務を真似ても失敗する可能性もあり要注意だ。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
12年2月期第3四半期
29,884
836
709
379
13年2月期第3四半期
27,546
-961
-957
-1,032
前年同期比
92.2%
 
 
 
13年2月期予想
41,300
-440
-480
-560
12年2月期実績(11ヶ月)
36,683
921
794
421
11年3月期実績
39,555
1,123
820
60
10年3月期実績
44,859
825
362
71
 
[ 2013年1月11日 ]
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