小野建/横浜鋼業を吸収合併へ 東京製鉄値上げ付き
小野建は、平成20年3月全株式を所得して子会社化していた横浜鋼業(株)(大阪府大阪市西区九条南2-24-20)を、業務エリアが重複して営業効率が悪いため、同社を、3月1日をもって吸収合併すると発表した。
なお、横浜鋼業は小野建の完全子会社であるため連結決算予想に変更はない。
<小野建の業績推移と予想>
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年3月期第2四半期
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45,361
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4,108
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4,152
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2,246
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13年3月期第2四半期
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50,582
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4,890
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4,961
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2,733
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前年同期比
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111.5%
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119.0%
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119.5%
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121.7%
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13年3月期予想
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146,217
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2,953
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3,080
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1,903
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12年3月期実績
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147,942
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2,497
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2,646
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1,510
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11年3月期実績
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133,720
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3,270
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3,452
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2,160
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10年3月期実績
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116,074
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2,302
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2,492
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1,277
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13期予想/12期比
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98.8%
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118.3%
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116.4%
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126.0%
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鋼材の四方山話、
電炉の東京製鐵は2月契約分からトン当たり3,000円値上げすると発表した。ドルベースで鋼材が値上がっており、円安により輸出価格が大幅に改善され、国内鋼材価格に割安感が生じたためとしている。
全品目に及ぶ値上げは、昨年9月以来となっている。なお、鋼材の値上がりに先行して原料鉄スクラップ価格も既に値上がっているという。(東京製鉄の今期当期利益予想は田原工場火災損失の特損計上もあり▲165億円の赤字となっている)
中国の鋼材価格は、生産過剰、需要低迷の中、利益捻出のために強引に価格を上げており、東京製鐵は円安により、輸出価格を値上げしても対応できるものとなっている。
なお、小野建は安価な韓国・中国の輸入鋼材を扱い、大分・北九州から北進を続け、売上高を拡大し続けている。
[ 2013年1月22日 ]
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