ソニー/第3四半期 今期5期ぶりに利益計上へ
下記表を見ると、リーマン・ショック以降悪化し、その後SNSゲームに完敗、円高・欧州経済悪化と負のサイクルが続いているのがわかる。今期は5期ぶりに利 益計上を予想している。今や円安にもなり、欧州経済も本年底打ち、PS4も今秋販売予定とプラスのサイクルに変わろうとしている。
事業分野で見ると、アップルとサムスンに完敗した携帯電話・スマホなどのMP&C分野と液晶TV等のHE&S分野がまだ厳しい状態にあるが、他は赤字額が僅少になったり、黒字転換したもの、黒字拡大の分野など事業再建が進んでいるようだ。
<各事業分野ごとの第3四半期の業績>
1、イメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野(カメラなど)は、売上高は前年同期比▲4.7%減の1,805億円、営業利益は▲29億円の赤字(前年同期は67億円の赤字)となった。
2、ゲーム売上高は、前年同期比▲15.1%減の売上高2,685億円、営業利益は、前年同期の338億円の黒字から▲292億円減少して46億円の黒字となった。
3、モバイル・プロダクツ&コミュニケーション(MP&C)分野(携帯電話・スマホ・PCなど)の売上高は同比94.4%増の3,188億円、営業損益は、前年同期の▲484億円の赤字(ソニーエリクソンの評価性引当金含む)から271億円改善して▲213億円の赤字となった。
4、ホームエンタテインメント&サウンド(HE&S)分野(液晶TV等)は、売上高は同比▲17.9%減の3,238億円、営業損益は、前年同期の▲898億円から818億円改善し、▲80億円の赤字。
うち、テレビの売上高は同比▲23.3%減の1,827億円、営業損失は前年同期に比べ866億円赤字が縮小し▲147億円の赤字となっている。
5、デバイス分野(モバイル向けイメージセンサー等)は、売上高は同比▲6.8%減の2,173億円、営業利益は前年同期▲156億円の赤字から、97億円の黒字に転換した。
6、映画分野は、売上高は同比30.1%増の2,089億円、営業利益は253億円(前年同期は7億円)。「007 スカイフォール」及び「モンスター・ホテル」などが好調だった。
7、音楽分野は、売上高は同比2.4%増の1,264億円、営業利益は同比7.4%増の164億円となった。
8、金融分野(ソニー生命・ソニー損保・ソニー銀行など)は、売上高(経常収益高)は同比21.0%増の2,664億円、営業利益は同比5.1%増の342億円となった。
こうした業績から人員減らしはしょうがないとしても、退職勧奨拒絶者に対してタコ部屋(仕事取り上げ殺法)押し込めは、盛田ソニーのイメージからすれば、ソニーが終わったとも受け止められる。こうした経営の失敗のすべては、時代に付いていけない、マーケティングの分析能力もない、ドキドキ感のある新製品の開発力もない能無し経営陣の責任でもある。
|
業績推移と今期予想 (米基準)
|
||||
|
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
税引前利益
|
株主利益
|
|
12年3月期第3四半期
|
4,892,786
|
-65,863
|
-82,700
|
-201,447
|
|
13年3月期第3四半期
|
5,067,822
|
82,955
|
58,493
|
-50,874
|
|
前期第3四半期比
|
103.6%
|
|
|
|
|
13年3月期予想
|
6,600,000
|
130,000
|
150,000
|
20,000
|
|
12年3月期実績
|
6,493,212
|
-67,275
|
-83,186
|
-456,660
|
|
11年3月期実績
|
7,181,273
|
199,821
|
205,013
|
-259,585
|
|
10年3月期実績
|
7,213,998
|
231,772
|
26,912
|
-40,802
|
|
09年3月期実績
|
7,729,993
|
-227,783
|
-174,955
|
-98,938
|
|
08年3月期実績
|
8,871,414
|
475,299
|
567,134
|
369,435
|
|
通期予想/前期比
|
101.6%
|
|
赤字合計⇒
|
-855,985
|
[ 2013年2月 8日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/






コメント