建材の「すてきナイスグループ」/第3四半期 減収減益
同社の第3四半期における売上高はつぎのとおり。
建築資材部門は、前年同期比▲2.3%減の1,228億82百万円、営業利益は同▲7.0%減の14億94百万円。
住 宅部門は、同▲18.1%減の374億71百万円、営業利益は▲1億39百万円の赤字(前年同期は営業利益12億24百万円)、うち分譲マンションの売上 高は同▲24.2%減の201億80百万円となっている。分譲マンションの売上戸数は、前年同期比▲14.9%減の558戸、一戸建ては同▲8.9%減の 175戸となっている。
住宅部門の営業赤字は戴けない。よほど高い土地に仕込んでいたのであろうか。
建築資材部門は、せめて住宅着工戸数の増加率くらいの増加が望まれる。
破綻した福岡の日進における工務店の預け在庫を差し押さえていた問題は解決したのであろうか?
金融円滑化法の制定(平成21年12月)から3年を経過した。円滑化法により手当てしていた場合、手当てした時から通常3年~最長5年で元本返済が始まる。
手当てを受けた企業は平成27年から元本返済も本格化してくる。住宅業界の場合、消費税増税後となり、住宅産業の景気が回復していなかった場合、元本返済にも追われ、同社の取引先である建材店の焦げ付きが多発してくることも予想される。同社取引先の木材・建材店の与信管理には充分注意する必要がある。帝国データバンクは調べ挙げているはずだ。
業績推移と今期予想
|
||||
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
経常利益
|
当期利益
|
12年3月期第3四半期
|
175,878
|
1,528
|
895
|
-94
|
13年3月期第3四半期
|
165,317
|
-127
|
-887
|
-1,747
|
前期第3四半期比
|
94.0%
|
|
|
|
13年3月期予想
|
242,000
|
3,400
|
2,400
|
1,100
|
12年3月期実績
|
241,672
|
3,351
|
2,339
|
1,060
|
11年3月期実績
|
239,260
|
3,085
|
1,801
|
318
|
10年3月期実績
|
222,828
|
2,700
|
1,290
|
513
|
通期予想/前期実績比
|
100.1%
|
101.5%
|
102.6%
|
103.8%
|
[ 2013年2月12日 ]
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント