グリー/6月期減益確定 百花繚乱のSNSゲーム業界 グリーに陰りか?
同社は、平成25年6月期上期(第2四半期連結累計期間)において、主要 な収益源であるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」の有料課金収入は回復傾向にあるものの、国内及び海外向けソーシャルゲーム のリリース延期、海外向けソーシャルゲームの一部不振等から当初予想した売上高をやや下回った。
今後は、延期したソーシャルゲームのリリース、海外でのヒットタイトル創出に向けた施策等を実施するが、現行水準を踏まえて計画を見直した結果、下期の売上高に関し、上期と比較して伸長する計画ではあるものの前回予想を下回る見込みとなった。
(前回予想の通期売上高は最大値2,050億円⇒修正予想最大値1,700億円)
また、スマホ市場の一層の成長を踏まえ、新規ソーシャルゲームリリース数増加及び開発体制強化のため積極的な採用の継続、ユーザー満足度向上のためのカスタマーサポートやコンプライアンス体制拡充の費用増加といった影響を織り込み、営業利益、経常利益、当期純利益についても前回予想を下回る見込みとしている。
今や、ヤマダ電機さえ、ゲームサイトを持つ、大当たりゲームを持てば、一気に上位に組み込める時世となっている。
こうした発表に、同社株は本日(13日)170円前後安の1,200円を割り込んでいる。ホリエモンのようなお調子者の社長の甘い経営判断が、減益につながっているものと思われる。災い転じて福きたる踊り場として、今後、青少年保護など放ったらかしにせず誠実に実行していけば、グリー離れも生じないと思われる。社長のデシャバリ過ぎもバナレの一要因と看做すべきだ。
なお、本日はDeNA株も2800円を割り込み連れ安となっている。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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12年6月期第2四半期
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71,961
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39,182
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38,990
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22,190
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13年6月期第2四半期
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77,342
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30,009
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31,581
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18,118
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前年同期比
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107.5%
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76.6%
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81.0%
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81.6%
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13年6月期通期予想
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170,000
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60,000
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60,000
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37,000
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12年6月期実績
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158,231
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82,729
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81,935
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47,967
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12年6月期実績
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64,178
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31,135
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30,828
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18,239
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11年6月期実績(非連結)
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35,231
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19,578
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19,595
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11,505
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今期予想/前期比
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107.4%
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72.5%
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73.2%
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77.1%
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