アイコン ヤミ金の偽装質屋問題で対策会議/警察庁 熊本では訴訟

警察庁主催で偽装質屋対策会議が14日開催された。
この会議は、質屋の許可を取った福岡市のヤミ金業者が、安物の時計などを担保に高い金利で貸し付けをして、高齢者の年金口座から自動引き落としで返済させていたとして、警察の捜索を受けたことなどを受け、警察庁が福岡市で開催した。
こ れまでに摘発された業者が、銀行の自動引き落としサービスを利用することで、法律で禁止されている年金を担保にした貸し付けをしていたことから、警察が、 銀行側に対して、高齢者が年金口座からの自動引き落としを申し込んだ場合は、審査を厳しくして、受け付けないように要請した。

偽装質屋は、生活に困った高齢者を客にして、さらに広がるおそれがあるため、警察は、消費生活センターなどとも連携して監視を強め、取締りに力を入れることにしている。

一方、偽装質屋の利用者側は、年金だけで暮らしている人には、入院などの緊急時の融資制度がなく利用せざるを得ない事情もある。こうした問題をクリアできる融資制度などの体制作りと徹底した周知が必要かと思われる。

ヤミ金は、質屋の法定利息が109.5%という利息に目を付け、質屋を作ったり、質屋とコラボして、既に貸付で市場を形成、浸透させている。

そういえば、システム金融の発祥の地も福岡であり、偽装質屋も発祥が福岡とはヤミ金部隊が水面下にいくらでもいることを窺わせる。福岡はヤミ金と暴力団数だけは天下一品。

<熊本では訴訟>
ほとんど価値のない品物を担保に高金利の金を貸し付けるいわゆる「偽装質屋」から違法な貸し付けを行われたとして熊本県内の18人の男女が、4つの業者に対し約1700万円の損害賠償を求める訴えを熊本地方裁判所に起こした。
訴えを起こしたのは熊本県内に住む30代から70代の男女18人で半数近くは年金を受給している高齢者。

[ 2013年2月15日 ]
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