円安効果満喫 竹内製作所/2月決算再度の修正 経常益9億が29億円へ
海外売上高比率96%のミニショベル建機メーカーの同社は、円安効果を満喫している。欧州は経済が低迷しているにもかかわらず売上台数を増加させ、円安効果も満喫し業績予想の修正を発表した。
同 社は2月決算の予想修正について、前回予想より、売上高は、主に欧州及び米国向けの建設機械の販売台数が増加したことにより、予想よりも7億8百万円増加 し412億8百万円になる見通しである。利益の面では、米国の販売子会社において、翌期の春先の需要に備えた在庫増加による未実現利益が予想よりも増加し たことにより、営業利益は予想よりも1億45百万円減少し、14億5百万円になる見通しである。
営業外収益において、円安による為替差益を5億8千万円見込んでいたが、7億8千万円増加し13億6千万円を計上したことから、経常利益は予想よりも6億35百万円増加し29億5百万円になる見通しである。
また、繰延税金資産を計上することに伴い、法人税等調整額を△8億22百万円を計上したことから、当期純利益は、13億82百万円増加し33億22百万円になる見通しとなったとしている。
円はアベクロミクスにより本日(8日15時39分現在)対ドル98.59円、対ユーロ127.98円と円安で推移している。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年2月期
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23,199
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-482
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-131
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-205
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11年2月期
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34,928
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71
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-872
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-1,299
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12年2月期
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40,265
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1,351
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916
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440
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13年2月期前回予想
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40,500
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1,550
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2,270
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1,940
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13年2月期今回予想
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41,208
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1,405
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2,905
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3,322
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前回予想/今回予想
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101.7%
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90.6%
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128.0%
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171.2%
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前期/今回予想
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102.3%
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104.0%
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317.1%
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755.0%
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[ 2013年4月 8日 ]
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