アイコン イオン/2月決算 増収増益 PB商品効果

イオングループの持株会社であるイオンは、グループの当期の業績内容を次の通り説明している。

1、<GMS事業>
GMS事業は、当期において6店舗を出店、5店舗を閉店しました(持分法適用関連会社を除くと5店舗の出店、1店舗の閉店)。
GMS事業各社は、ニーズに対応した商品の拡充やそれぞれの商圏の特性に合わせた既存店舗の改装等に努めるとともに、グループ全体での全国一斉セールの実施や、イオンの電子マネー「WAON」を活用した販促企画等に取り組んだ。
また、新たな販促策として、グループ内に金融事業を有する強みを活かし、イオンカードの分割払い手数料をゼロとするキャンペーンを実施し、高い支持を得ることができた。さらに、増加するシニア層のニーズに対応した売場づくりに加え、「トップバリュ」を中心に「個食化」「食べきり・使いきりサイズ」の商品導入等に取り組んだ。
イオンリテール(株)は、朝7時からの営業開始店舗の拡大やイオンカード、「WAON」と連携した販促企画の強化等に努めたが、低価格志向に対応した価格・品揃えの実現に努めたことに加え、天候不順等の影響による衣料品をはじめとする季節商品の買い控えがあったこと等から、既存店売上高は、前期比98.6%(内訳は衣料97.8%、食品98.9%、住居余暇98.4%)となった。直営荒利益率については、「トップバリュ」商品の売上拡大や在庫コントロールの強化に努めたが、主に食品における価格競争激化の影響等により、前期実績を0.2 ポイント下回りました。既存店の販管費については、競争力強化に向けた既存店の活性化投資を着実に実行する一方、人件費や設備費を中心に経費の削減に努めた結果、前期比99.0%となった(同社の既存店売上高及び既存店販管費の前期比については、第2四半期までは、旧イオンリテールの店舗と旧イオンマルシェの店舗の実績、第3四半期以降は、さらに旧マイカルの店舗の実績を加え、前期実績を比較した参考値)。
イオン北海道は、収益力の向上に向けて店舗の活性化投資を積極的に実施した。特に、食品売場の活性化に注力し、「簡便」「個食」等多様化するニーズに対応したことに加え、店舗オペレーション改善による人時生産性や在庫効率の向上に取り組んだ結果、業績は好調に推移した。
以上の結果、同事業は、営業収益2兆6,643 億49 百万円(前期比101.9%)、営業利益は464 億23 百万円(同83.4%)となりました。
 
2、<SM事業>
SM事業は、当期において71店舗を出店、31店舗を閉店した(持分法適用関連会社を除くと43店舗の出店、22店舗の閉店)。
SM事業では、引き続き積極的な出店により各エリアにおける店舗網の拡大に努めた結果、期末店舗数は全国で1,000店舗を超える規模となった。
SM事業1,000店舗の総力を結集した統一セール「イオンのスーパーマーケット1,000店舗合同大謝恩祭」を開催する等、グループのスケールメリットを最大限に活かした販促企画を展開した。また、重点販売商品の売場拡充を図るとともに、商圏特性や価格に対する意識の変化に対応して一部の既存店をDS業態「ザ・ビッグ」へ転換する等、競争力の強化に取り組んだ。2011年11月に連結子会社となった(株)マルナカ、(株)山陽マルナカは、「トップバリュ」商品の導入及び拡販のほか、「WAON」やイオンカード等のグループのインフラを活用した販促企画での連携等、グループシナジーの発揮に向けた取り組みを行い、収益に貢献した。
以上の結果、同事業は、営業収益1兆4,807億17百万円(前期比121.1%)、営業利益は218 億62 百万円(同100.1%)となった。
 
 他の事業は内容省略。中国事業が大幅減益
3、<戦略的小型店事業>(ミニストップなど)
営業収益は2,418億94百万円(前期比113.4%)、営業利益は40億88百万円(同62.2%)。
4、<総合金融事業>イオンクレジットサービスなど
営業収益は1,942億30百万円(前期比115.9%)、営業利益は338億67百万円(同153.6%)
5、<ディベロッパー事業>イオンモール等
営業収益は2,032億77百万円(前期比118.5%)、営業利益は429億72百万円(同105.1%)
6、<サービス事業>イオンディライト等
営業収益は3,436億48百万円(前期比109.9%)、営業利益は197億65百万円(同102.8%)
7、<専門店事業>ジーフットなど多数
営業収益は3,502億34 百万円(前期比110.0%)、営業利益は61億19百万円(同102.3%)
8、<アセアン事業>東南アジア事業
営業収益は1,032億73百万円(前期比118.6%)、営業利益は66億84百万円(同95.9%)
9、<中国事業>
営業収益は1,129億63百万円(前期比110.0%)、営業損失は18億35百万円(前期より▲46億99百万円の減益)
10、<その他事業等>イオントップバリュ(株)
売上高は6,816億円(前期比129.3%)
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年2月期
5,054,394
130,193
130,198
31,123
11年2月期
5,096,569
172,360
182,080
59,688
12年2月期
5,223,344
198,638
212,260
66,750
13年2月期
5,685,303
190,999
212,907
74,697
前期/当期
108.8%
96.2%
100.3%
111.9%
14年2月期連結予想
6,000,000
210,000
225,000
75,000
14/2期予想/13/2期比
105.5%
109.9%
105.7%
100.4%
 
[ 2013年4月12日 ]
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