アイコン JFEホールディングス/3月決算 単価下落で営業益は減

新日鐵とともに日本の鉄鋼業界を代表する同社は、当期についてセグメント別に次のとおり説明している。

1、鉄鋼事業は、生産は拡販に努めた結果、当期の粗鋼生産量は3,069万トンと、前期に比べ増加した。売上高は、販売価格の下落等により、売上高は2兆4,998億円と前期に比べ減収となった。損益は、収益改善に継続して取り組んだものの、原料市況下落による棚卸資産評価差等の影響により当期の経常利益は153億円となり、前期に比べ減益となった。

2、エンジニアリング事業は、環境・エネルギー分野を中心に前期並みの売上高を確保したが、鋼構造分野において建築鉄構事業から撤退したことにより、売上高は2,675億円と前期に比べ、減収となった。損益は、徹底したコスト削減等による収益確保に取り組んだ結果、経常利益は164億円となり、前期に比べ増益となった。

3、商社事業は、売上高は7,856億円。損益は、鉄鋼製品の市況下落と海外子会社の収益減等により経常利益は74億円となった。なお、商社事業は、平成24年10月1日より当社の連結子会社となったため、当期の商社事業の連結業績については10月1日から3月31日までの6ヶ月間の業績となっている。

4、造船事業は、新造船17隻を引き渡し、売上高は1,398億円。損益は、経常利益は106億円、のれんの償却を含んだ造船事業の経常利益は80億円となった。なお、ユニバーサル造船㈱は、平成25年1月1日に㈱アイ・エイチ・アイマリンユナイテッドとの経営統合により、ジャパン マリンユナイテッド㈱となった。そのため、当期の造船事業の連結業績は、4月1日から12月31日までの9ヶ月間の業績となっている。

5、LSI事業は、売上高は48億円。損益は、経常利益は4億円。なお、当社は、川崎マイクロエレクトロニクス㈱が発行する株式すべてを、平成24年7月1日付にて、㈱メガチップスに譲渡した。

そのため、当期のLSI事業の連結業績は、4月1日から6月30日までの3ヶ月間の業績となっている。

連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
2,844,356
88,775
69,289
45,659
11年3月期
3,195,560
182,810
165,805
58,608
12年3月期
3,166,511
44,779
52,977
-36,633
13年3月期
3,189,196
39,873
52,214
39,599
前期/当期
100.7%
89.0%
98.6%
 
 
[ 2013年4月23日 ]
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