ソニー/3月期決算 円安で上方修正 五期ぶりに純利益黒字計上へ
同社は、円安が想定以上に進み、3月決算予想を修正した。
2月7日に発表した第4四半期(2013年1月1日から3月31日まで)の前提為替レートは、1米ドル88円前後、1ユーロ115円前後だったが、平均為替レートは1米ドル92.4円、1ユーロ121.9円となった。
連結売上高は、第4四半期において、円安の好影響、及び日本の株式相場の上昇にともない金融ビジネス収入が2月想定を上回ることなどにより、2月時点の見通しを上回る見込み。連結営業利益は、2月時点の見通しを上回り約2,300億円となる見込み。今回の営業利益見通しの修正に至った主な要因は以下のとおり。
1、子会社エムスリー㈱の保有株式の一部、ニューヨーク市マジソン・アベニュー550番地の米国本社ビルや「ソニーシティ大崎」の敷地・建物など第4四半期に実施した資産売却及びエムスリー㈱の保有株式売却にともなう資産再評価などにより計上した営業利益の合計額が、2月時点の想定を大幅に上回る見込みであること。
2、第4四半期において日本の株式相場が上昇したことにともないソニー生命の運用損益が改善し、金融分野の営業利益が2月想定を大幅に上回る見込みであること。
3、為替レートが2月想定よりも円安になったことによる営業利益に対する好影響があったこと。
4、2月時点の営業利益見通しには、個々の資産売却についての不確定要素や、事業環境がさらに悪化する可能性なども織り込んでいたこと。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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13年3月期予想(2/7予想)
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6,600,000
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130,000
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150,000
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20,000
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13年3月期予想(4/25予想)
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6,800,000
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230,000
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240,000
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40,000
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今回4/25予想/前回予想
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103.0%
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176.9%
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160.0%
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200.0%
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12年3月期実績
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6,493,212
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-67,275
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-83,186
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-456,660
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11年3月期実績
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7,181,273
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199,821
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205,013
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-259,585
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10年3月期実績
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7,213,998
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31,772
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26,912
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-40,802
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今回通期予想/前期比
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104.7%
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ただ、本業における円安効果がどれほどなのか、販売の主力商品が韓国勢に凌駕されている現在、中国勢も台頭してきており、ソニーらしい戦略商品が輩出されない限り安心はできない。
[ 2013年4月26日 ]
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