アイコン 上新電機/3月決算 売上高▲10%の落ち込み 液晶TV▲57%減 商品別状況付き

家電量販店の売上高は家電そのものが売れなくなっている。特 に液晶TVは海外で韓国勢に苦戦する中、リーマン・ショックにかこつけて地デジ強制施行、エコPを家電メーカーは勝ち取り、国内にシフトして莫大な利益を 上げた。しかし、その一過性のイベントの反動は円高も加わり、その間生産設備を増強していたシャープ・松下に代表されるように経営不振に喘いでいる。海外 では今や韓国勢の三星とLGに売場を占拠されるにいたっている。

リーマン・ショック前の戦いで韓国勢にほとんど敗れており、リーマン・ショックはその戦いの最後の機会であったが、国内勢は地デジイベントで国内需要に完全シフトし、海外を無視した結果、祭りの後の寂しさを否応なく受けている。
今では液晶TVも以前とは比較にならないほどの価格で販売されているが、TVは家庭にあり飽和状態であり、需要回復にはかなり時間を要する。他の白物家電では「エアコン」「洗濯機・クリーナー」、ウエイトは小さいながらも照明器具が健闘し、情報通信機器ではパソコンが落ち込むなかスマホは人気である。 

2013年3月期の上新電機の品目別売上げ状況
品目別
売上高/百万円
前期比
構成比
カラーテレビ
22,640
-57.1
6.2%
ビデオ及び関連商品
16,257
-43.7
4.4%
オーディオ及び関連商品
8,662
-7.2
2.4%
冷蔵庫
19,588
-0.5
5.4%
洗濯機・クリーナー
25,608
2.8
7.0%
電子レンジ・調理器具
18,337
-6.5
5.0%
理美容・健康器具
13,742
-0.4
3.8%
照明器具
7,527
19.1
2.1%
エアコン
31,987
0.6
8.7%
暖房機
5,849
0.7
1.6%
その他
27,883
-9.5
7.6%
家電小計
198,084
-18.7
54.1%
パソコン
27,728
-8.1
7.6%
パソコン周辺機器
21,025
0.5
5.7%
パソコンソフト
2,003
0.9
0.5%
パソコン関連商品
20,113
-0.5
5.5%
電子文具・ワープロ
2,277
-17.6
0.6%
電話機・ファクシミリ
2,798
-8.4
0.8%
携帯電話・PHS
17,567
29.2
4.8%
その他
4,416
-4.9
1.2%
情報通信小計
94,929
0.9
25.9%
音楽・映像ソフト
3,848
10.6
1.1%
ゲーム・模型・玩具・楽器
41,724
2.1
11.4%
時計
1,655
-3.1
0.5%
修理・工事収入
12,802
-2.8
3.5%
その他
12,914
-1.7
3.5%
その他小計
72,944
0.8
19.9%
合計
365,958
-10.8
 
 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
10年3月期
385,607
8,959
8,810
4,687
11年3月期
435,237
12,011
11,978
6,152
12年3月期
410,174
12,239
12,111
6,245
13年3月期
365,958
5,421
5,323
3,461
13年期/12年期比
89.2%
44.3%
44.0%
55.4%
14年3月期予想
382,000
7,300
7,000
3,600
14期予想/13期比
104.4%
134.7%
131.5%
104.0%
 
[ 2013年5月14日 ]
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