アイコン カゴメ/ドーム型水耕栽培農業ベンチャー「グランパ」に3億円出資

カゴメは27日、ドーム型野菜工場の開発・運営を手がける農業ベンチャー「グランパ」(横浜市中区不老町3-12 第3不二ビル、代表:阿部隆昭社長)に、3億100万円を出資し、発行済株数の33・4%を取得すると発表した。
水耕栽培のドーム型野菜工場は、太陽光を採り入れやすいように、天井に透明性に優れた特殊な白い素材を用いており、生育が早いのが特徴。
カゴメが、トマト栽培で培った大規模生産技術などを融合させることで、より効率性を高める狙いがある。カゴメは「新しい農業のビジネスモデルとして、海外輸出にもつなげたいとしている。

ドーム型野菜工場は、直径20メートルの円形水槽で、リーフレタスが1日で約400個出荷できるという。国内ではすでに21ドームが稼働しており、両社は、グランパが開発した神奈川県秦野市と岩手県陸前高田市の水耕栽培用のドーム型野菜工場などで協業を進める予定。

<グランパドームハウスの特徴>
グランパドームハウスは、太陽光利用型のエアドーム式植物工場。
円形の水耕栽培ベットで栽培することによる高効率生産(生産量の増加・作業費の軽減・エネ
ルギーコストの軽減)と施設内で栽培することによる外界に影響されない安全安心な野菜の生産を目指した施設。
(1)水温・気温・PH・肥料濃度をコンピューターで管理しているため、農業経験がない方でも運用できる。
(2)内部は野菜に適した環境で制御されているため、周年栽培が可能。
(3)円形水槽では、定植・収穫の作業スペースが集約されており、作業性が向上。
(4)円形水槽の自動スペーシングシステムにより面積比2倍の生産(従来ハウスとの対比)が可能。
(5)フィルムの2重被膜構造により、冬季の暖房効率が40%(従来ハウス対比)が向上。

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[ 2013年5月28日 ]
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