アイコン 株価暴落のグリー/第3四半期 減収大減益 主流のカードバトル停滞顕著 DeNA付

同社は第3四半期について、SNS「GREE」において提供 する国内向けソーシャルゲームの伸長及び海外向けソーシャルゲームの成長により、売上高が増加することを予想していたが、国内向けソーシャルゲームが予想 したほどの売上増加が見込めない事から売上高、営業利益及び経常利益が前回発表の予想値を下回る見込みとなった。

また、上記の売上高減少に加え、一部タイトル関連資産の減損損失を当第3四半期に計上しており、今後も事業の選択と集中を推進するための費用を見込む事を踏まえ、当期純利益についても下回る見込みとなったとしている。
KLabのように、スラムダンクという強力なゲームを持ちながら、不振で第二四半期(2月)赤字となっており、カードゲームの停滞が顕著になっている。しかも子供からまきあげる経営手法により社会的な批判を浴びるようでは先が思いやられる。
以前までは目先で超大化けするSNSゲームを独占的に持つことができるかどうかにかかっていたが、今後はガンホーの成功を見て胴元(モバグリ)を通さず、ネイティブアプリとして出すメーカが続々増えるのは必至。
いずれはSNSプラットフォーマーではなく、一メーカーとしての立場に落ちるのではなかろうか。

本日(15日)の株式市場は、新興銘柄には災難な日であったが、グリーはこうした第3四半期決算を踏まえ▲197円安の997円、DeNAは▲114円安の2,211円でひけている。

グリー 2013年6月期第3四半期
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
1株益
12年6月第3四半期
118,150
63,732
63,496
35,638
 
13年6月第3四半期
115,234
40,820
43,710
22,825
 
13/6Q3/12/6Q3比
97.5%
64.0%
68.8%
64.0%
 
13年6月期予想
150,000
46,000
49,000
24,000
103.22
13年期予想/12年期比
94.8%
55.6%
59.8%
50.0%
 
12年6月期
158,231
82,729
81,935
47,967
206.74
11年6月期
64,178
31,135
30,828
18,239
79.92
10年6月期
35,231
19,578
19,595
11,505
255.77
 
モバケーのDeNA 
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
1株益
09年3月期
37,607
15,843
16,099
7,956
 
10年3月期
48,105
21,265
21,518
11,371
 
11年3月期
112,728
56,096
56,258
31,603
 
12年3月期
145,729
63,415
62,660
34,485
0.29
13年3月期
202,467
76,840
79,215
45,581
33.01
13年期/12年期比
138.9%
121.2%
126.4%
132.2%
 
 
DeNAは今期の通期予想は発表していないが、今期の第1四半期の予想では売上高は前年同期比13.3%増の539億00百万円、営業利益は同▲5.4%減の174億00百万円として営業減益を予想している。こうしたことからも課金制のカードゲームによる利益追求は、ユーザーがもう飽きてきており、次なる儲かるシステム化されたゲームを開発する必要に迫られている。
 
[ 2013年5月15日 ]
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