アイコン 脳組織などを果糖で透明化へ 理研の今井猛チームリーダーら

理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの今井猛チームリーダーらの研究チームは、果糖を用いて、生態組織の透明化に成功した。今後、簡単に立体的な体の組織を観察できるようになるという。

果物に含まれる糖分=果糖を主な成分とした液体に生体組織を3日間にわたって浸すと、細胞や神経を壊すことなく、透明化できることを判明させた。
これまで、生体組織の透明化をめぐっては、取り扱いに危険が伴う薬品を使ったり、長時間、電流を流したりする方法がとられていたが、手間と時間がかかることに加えて、これらの方法をとると組織を見やすくする染料が変質してしまい、検体を使用できないという課題があった。
今回開発された試薬は果糖という身近な物質でできているため、取り扱いが容易なうえ、染料が変質することなく使え、脳の認知機能が低下するアルツハイマー病など、ヒトの脳や神経の病気の解明に応用されることが期待されるという。

[ 2013年6月25日 ]
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