会計検査院/是正効果1兆8千億円と試算(24年試算)の公表について
会計検査院は26日、本院の活動を国民に分かりやすく説明する見地から、検査報告等に関し1年間になされた検査対象機関による是正改善のうち、財政、財務面でプラスの便益をもたらした是正改善について、その規模、程度を一定の前 提及び把握方法に基づき、「財務上の是正改善効果」として試算した結果を公表した。
その公表資料によると、24年試算の是正改善効果は447件で、1兆8,068億円、前年の1兆1,197億円から大幅に増加している。
<財務上の是正改善効果の例>
・公益法人等が保有する基金等に係る余剰資金等の国庫への返還又は有効活用
・利用されていない資産の売却
・独立行政法人の不要財産の国庫納付
・契約方式、積算基準等を改善することによる経費の節減
・多額の剰余金が生じている特別会計への一般会計からの繰入額の減額等
・過大となっていた補助金等の返還
これは、急に不正使用・要改善事項が増加したのではなく、会計検査院が少しだけ本腰を入れ、検査した結果である。
当検査は国が支出した案件の監査結果であり、都道府県などの自治体は、独自に監査員がいる。しかし、地方自治体は、任命権限もあり、長とお友達関係にあり、ソープランドの捜査よろしく、どうでもよい何か一つ二つ案件を問題として挙げ報告書を作成報告するのみである。予算の大きい大都市こそ、公認会計士などの第3者の監査が必要だ。
復興予算の垂れ流しのように、金を持たせたら無駄の塊が国の予算執行機関(省庁)である。
財務上の是正改善効果の掲記区分別内訳
|
|||
|
22年試算
|
23年試算
|
24年試算
|
|
1,340億円
|
1兆1,197億円
|
1兆8,068億円
|
不当事項
|
134億円
|
100億円
|
54億円
|
意見表示・ 処置要求事項
|
340億円
|
7,262億円
|
1兆7,551億円
|
処置済事項
|
193億円
|
296億円
|
145億円
|
特記事項
|
10億円
|
- -
|
|
国会及び内閣に対する報告(随時報告)
|
-
|
-
|
0
|
国会からの検査要請事項に関する報告
|
272億円
|
3536億円
|
316億円
|
特定検査状況
|
388億円
|
-
|
0
|
[ 2013年6月27日 ]

モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
コメント