アイコン 家電量販店/6月猛暑で久々の増加 ヤマダ10%、ビック12%、コジマ7%、ケーズ16%

家電量販店各社の6月は、猛暑により、エアコンを中心に売上高を伸ばし、前年同月比挙って増加させている。テレビはまちまちだが、ビックカメラで増加に転じるなど全体では底入れが近くなっているようだ。
独占禁止法に違反する可能性が高い全放送局によるスマートTVの宣伝放送拒絶など家電量販店としても頭が痛い問題と思われる。

<ヤマダ電機>
ヤマダ電機の6月のグループ売上高は前年同月比10.0%増だった。 
初旬から中旬までの気温上昇によりエアコン、冷蔵庫等の季節商品が好調に推移した。洗濯機等の白物関連商品も全般的に好調に推移した。その他、携帯電話、パソコン本体、デジカメも好調に推移した。
 一方、テレビ、レコーダー等の映像関連商品が引き続き伸び悩んだ。
 6月の売場面積推移では、開店が7,107㎡で閉店が7,920㎡で累計225万5,142㎡。

<ビックカメラ>
ビックカメラの6月の売上高は単体で12.6%増、グループで8.8%増だった。
単体での品目別の売上高は、音響映像商品は3.8%増、家庭電化商品は15.8%増、情報通信機器商品は18.2%増、その他の商品は10.9%増だった。
 家庭電化商品は、伸長したエアコンに加え、そのほかの商品も総じて好調に推移した。
 音響映像商品は、デジタルカメラが好調に推移。また単価の上昇により2年ぶりにテレビが前年を上回った。
情報通信機器商品は、パソコン本体、スマートフォンが好調に推移し、パソコン周辺機器も堅調に推移した。
 その他の商品は、時計や玩具、スポーツ用品、酒類、寝具が好調に推移した。一方、ゲームが低調だった。

<コジマ>
コジマ(ビックカメラ傘下)の6月の売上高は、前年同月比7.8%増だった。
5月後半より続いた暑さによりエアコンが36.8%増、キャンペーン施策などの効果もあり冷蔵庫が7.5%増と好調に推移した。
 また、デジカメが前年比37%増、携帯電話が前年比27.6%増と引き続き高単価商品を中心に好調に推移した。
 パソコンは新商品の発売やタブレットの好調もあって10%増、その他に掃除機が約19%増と前年を上回った。
 TV・レコーダーは共に販売単価が前年を上回り、TVの売上金額は83%と回復基調にあるが、レコーダーは依然として67%前後と伸び悩んだ。

 商品別では、エアコン(36.8%増)、パソコン(10.0%増)、携帯電話(27.6%増)、冷蔵庫(7.5%増)、洗濯機(0.9%減)、テレビ(13.9%減)、ブルーレイ・DVD(32.9%減)だった。
 6月は退店5店舗、月末店舗数180店舗。

<ケーズ>
先般掲載したケーズホールディングスの6月のグループ売上高は、前年同月比16.4%増となった。詳細は既報のとおり。

[ 2013年7月12日 ]
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