アイコン 東芝/北電からガスタービンコンバインドサイクル発電システム受注 熱効率62%

 東芝は、北海道電力から、石狩湾新港発電所の1号機LNG(液 化天然ガス)火力発電設備向けに、米国ゼネラル・エレクトリック社(GE)の新型ガスタービン9HAと東芝製最新鋭蒸気タービン・発電機を組み合わせたガ スタービンコンバインドサイクル発電システム(以下、GTCC)を主契約者として受注した。

受注したのは、世界最高のプラント熱効率62%(低位発熱量ベース)を実現したGTCC。
計画出力は569.4MWで、工事開始は2015年10月を予定している。
今回、東芝とGEが、これまで協力して進めてきた販売活動のなかで、システムの効率性に加え、機器の信頼性、技術力、サービス体制などが総合的に評価され、受注に至った。
両社は本発電システムの提供を通じ、将来的な電力の安定供給に向け、燃料の多様化によるバランスの取れた電源構成の構築に寄与する。

 東芝とGEは、1982年からGTCCに関して協力関係にあり、1996年5月にはサービス分野で合弁会社「東芝・ジーイータービンサービス社」を設立し、ガスタービン高温部品の国内でのメンテナンス体制を確立するなど、協力関係を構築してきた。
2011年10月からは、50Hz(ヘルツ)および60Hzの地域に向けて、世界最高レベルの高効率なシステムについて、グローバルでの販売協力体制を構築し、本格的な商業販売を進めてきた。
また、2013年10月には、さらなる関係強化に向け、GTCCの共同企画やマーケティングをはじめ、機器の信頼性や品質向上、次世代のGTCCの開発に向けた戦略的提携関係を構築することで合意している。

東芝とGEは、この戦略的提携契約の締結後における初案件となる今回の受注を契機に、今後も協力関係を維持・強化し、さらに高効率で、NOXやCO2の排出が少なく環境負荷の低いGTCCをグローバルに提案していくことで、火力発電事業の拡大を目指すとしている。
以上、

<既存火力発電所のコンバインドサイクル化で原発再稼動の必要性はなくなる>
ガスタービン発電の現行熱効率は35~40%前後であり、コンバインドサイクルシステムにすれば、55~60%前後まで高められる。一機目のガスタービンで発電し、排蒸気で2機目のタービンを動かすことで、大幅に熱効率を改善させるというもの。
日本全国の火力発電所をコンバインドサイクル発電システムにすれば、瞬く間に原発の再稼動の必要性はなくなり、電気料金も下げられることになる。
現在のところは発電の主力となっているLNGによるガスタービン式の全改修によってでも可能だろうが、軽油ボイラーもガスに改修できる。
東北電力の八戸火力発電所はすでに現行の火力発電所のコンバインドサイクルシステムへの改修に取り掛かっている。熱効率は現行の33%から55%に上昇させる。
既存火力発電所のコンバインドサイクル化で、熱効率を66%以上高めることができ(発電量増)、LNGや燃料油の輸入を大幅に減少させることができる。

日本は近い将来、原子力レーザー砲(波動エンジン砲「次元波動爆縮 放射機」でも造るのであろうか。松本零士氏に聞いとこ。
 

[ 2014年4月15日 ]
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