アイコン 目のオシャレより瞳を大切に カラーコンタクト危険 瞳に「がん」が・・・

カラコン付ける芸能人も多く、オシャレ目的だけでカラコンをつけ る人が多いが、劣悪な医療承認番号もない海外製の安物のカンコンが、日本へ個人輸入も含め大量に入ってきている。通販でも未承認カラコンが堂々と販売され ている。承認されたものでも使用期限が守らなかったり、使用方法を遵守しなかったりして、目を傷めている人たちが、非常に多くなっていると国民生活セン ターは使用飛車に警告している。

国民生活センターは5月22日、「瞳を大きく見せられる」「色を変えられる」と若い女性に人気のカラーコンタクトレンズについて、「通常のコンタクトより、目に障害を起こしやすい商品が多い」との実験結果を公表した。
 眼科医の診察を受けずに通信販売で買う女性が目立っており、センターでは、必ず医師の処方を受け、異常を感じたらすぐ使用をやめるよう呼び掛けている。

 センターによると、市販のカラコン16商品を10人が8時間装着し、目への影響を実験。15商品で、一部の人に角膜の傷やむくみなど、治療や使用中止が必要な程度の重い障害が発生した。
コンタクトレンズは、薬事法において高度管理医療機器に分類されており、製造販売をするためには厚生労働大臣の承認が必要。
一方、カラーコンタクトレンズはかつて、視力補正を目的としない(=度なし)ものについては、高度管理医療機器としての承認が不要だった。しかし、2006年2月、当センターが公表した「おしゃれ用カラーコンタクトレンズの安全性-視力補正を目的としないものを対象に-」を発端に、レンズの安全性等が問題視され、2009年11月から「度なし」のカラーコンタクトレンズも高度管理医療機器としての承認が必要となっている。

 承認を受けたカラーコンタクトレンズは、2009年には10品目以下だったが、2013年には300品目程度に増加し、カラーコンタクトレンズの使用者も増加していると考えられる。
 PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、カラーコンタクトレンズに関する相談が2004年4月1日から2014年3月31日までの10年間で737件寄せられているが、最近の5年間(2009~2013年度)では541件と近年相談件数が増加している。

 また、2012年に日本コンタクトレンズ学会が行ったカラーコンタクトレンズによる眼障害調査では、7月~9月の3ヶ月間に、カラーコンタクトレンズによる眼障害が395症例報告されている。

中でも、重篤と考えられる眼障害(角膜潰瘍(かいよう)、角膜浸潤)の割合は、日本眼科医会が行ったコンタクトレンズ全体の眼障害の調査結果よりも高く、この原因として、カラーコンタクトレンズは透明なコンタクトレンズに比べ酸素透過性が低い、着色部位により角膜や結膜を擦る可能性があるなど、レンズ自体の安全性の問題や、正しいケアが行われていないなどの使用方法の問題が挙げられている。

<国民生活センターからの使用者へのアドバイス>
1、カラーコンタクトレンズには、レンズの品質が原因で透明なコンタクトレンズよりも眼障害を起こしやすいものがあることが分かっている。
2、カラーコンタクトレンズを使用する場合には、リスクを十分に理解した上で、必ず眼科を受診し眼科医の処方に従ったレンズを選択すること。
3、カラーコンタクトレンズを使用していて、目に異常を感じた場合には、直ちに使用をやめ、眼科を受診すること。また、目に異常を感じていなくても、必ず定期検査を受けること。
4、レンズの使用期限を守ること。また、繰り返し使用ができるレンズは、レンズケアを毎回正しく行うようこと。
4、今回、参考としてテストした個人輸入の3銘柄では、ベースカーブや直径が表示値から大きく外れているものがあったり、表示が全くないものもあった。個人輸入のカラーコンタクトレンズは、日本において安全性が確認されているわけではなく、安易に購入しないこと。

角膜
 

[ 2014年5月23日 ]
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