アイコン 新上五島町道津教育長いじめ隠蔽ヒタ隠す 町立奈良尾中自殺問題

長崎県新上五島町でいじめを受けていた町立奈良尾中3年、松竹景虎君(当時15 歳)が自殺した問題で、道津利明・町教育長が松竹君の自殺から16日後に両親に調査報告書を読み上げた際、いじめを示唆する部分を意図的に読み飛ばしてい たことが分かった。両親は「教育長の勝手な判断で重要な情報が隠された」と不信感を強めている。

両親によると、松竹君は1月8日に自殺し、学校側は翌日に全校生徒45人にアンケート。16〜20日には同級生20人に聞き取り調査をした。
 両親によると、道津教育長は1月24日、A4用紙1枚の調査報告書を両親に読み上げた。
報告書には「生徒からの情報」としてアンケートや聞き取り結果から
「(通信アプリの)『LINE(ライン)』のやり取りから自死をほのめかす言動があった」
「下校時のバス内で(松竹君から)友人に『何だか疲れた』『自分は嫌われているんだろう?』という問いかけがあった」
「(松竹君がラインで自殺の)用意ができていると友人に伝え、ビニールひもの写真を見せている」などの記載があった。
 しかし、道津教育長は「生徒からの情報」を読まず、教職員からの情報として記載された「事故に直接結びつく言動は見られなかった」や「自身の資料、交友関係、学校生活から、いじめがあり苦にしていたとはとらえにくい」などとした「総括」を読み上げた。
 
報告書は両親には渡されなかった。町教委は松竹君の自殺から1ヶ月以上後に、この報告書を両親に開示。「生徒からの情報」の記載が記憶になかった両親が問い合わせたところ、町教委が今月13日に読み飛ばしたことを明らかにしたという。
 道津教育長は浜崎健也・学校教育課長を通して読み飛ばしを認めたうえで「ご遺族の心情に配慮した」とコメントを出した。
 松竹君の父裕之さん(50)は「読み飛ばしがなければ親としては『いじめがあったのでは』と早く気づくことができた。教育長は『遺族に配慮した』と言いながら、全く逆のことをし、遺族を傷つけている」と語っているという。
 以上、報道
 自殺は事件だが、町の教育のトップが事なかれ主義から、単なる事故処理で片付けてしまおうという問題意識のなさが、こうした事件を引き起こしている。
 遺族に配慮など言い逃れの詭弁に過ぎぬ。

 

[ 2014年6月17日 ]
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