アイコン 今度は欧州が火を噴出 EUROを牽引するドイツに・・・

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EUROの中心国ドイツがおかしくなってきている。VW不正排ガス問題も政治癒着 の指摘もあり、諸問題の解決にはまだかなりの時間を要する。同国の金融の大黒柱であるドイツ銀行が偏重をきたしている。ドイツ銀行の内容は別記事に委ねる が、ドイツの鉱工業生産も落ちてきている。ドイツは中国とのかかわりも深く、その影響を受けているとした場合、前途多難ともいえる。

<独鉱工業生産指数悪化>
ドイツ経済省が9日発表した2015年12月の鉱工業生産指数は前月比▲1.2%低下で、市場予想(0.4%上昇)に反して予想外のマイナスとなった。輸出と輸入も減少した。鉱工業生産は2014年8月以来の大幅な低下となった。

独経済省は声明で「2015年末の鉱工業生産は『乾期』となった」と指摘。一方、第4・四半期に鉱工業受注が伸びたことは今年初めの生産拡大を示しているとした。第4・四半期の生産は▲0.8%低下した。

また、連邦統計庁が発表した別の統計によると、12月の輸出(季節調整済み)は▲1.6%減、輸入も▲1.6%減となった。貿易黒字は188億ユーロに縮小した。ロイター調査によるエコノミスト予想では、輸出は0.5%増、輸入は0.5%減だった。

2015年通年でみると、貿易黒字額は2,478億ユーロで、前年の2,136億ユーロから拡大し、過去最高を記録した。
ING銀行(本部:オランダ)のエコノミストは、ドイツ経済の奇跡は、国内に僅かしか残されていないと指摘。堅調な労働市場、低金利、実質賃金の上昇により、消費が最も重要な成長エンジンだとの見方を示している。
以上、ロイター参照

なんだか日本と酷似している。
ただ、日本との違いは金融機関、それもドイツ民間最大のドイツ銀行の信用不安は、欧州全体の金融機関の問題も孕み、リーマン後のEUROが財政悪化国の対応に追われ、EUROの金融問題がいまだ根本的な治療の遅れ、次第に病になりつつあるように思われている。
  欧州委は財政問題国に対応処理するだけでもユーロ圏をまとめ上げながら進め、金融機関の問題も途中まで対応していたが、次から次に発生する財政危機国問題に遅れ、VW不正排ガス問題や難民問題が発生、原油も値下がり続け、欧州では北海油田の権益国まで財政が悪化してきている。今になって銀行・金融機関の不良債権問題が表面化、問題だらけの欧州となっている。

[ 2016年2月10日 ]
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