アイコン 鉄鉱石価格「狂乱」 7日19%高の63.74ドルに暴騰

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鉄鉱石価格は、シンガポール取引所で最も売買が活発な先物銘柄では21%高の60ドルに達し、中国の大連商品取引所では値幅制限の上限まで上昇した。
メタル・ブレティンによると、中国の青島に荷揚げされる鉄鉱石(鉄分62%)価格は、前週末比19%高の1ドライトン=63.74ドルに急騰したという。
1日の上げ幅としては統計を開始した2009年以降で最も大きく、昨年6月以来の高値に上った。
ゴールドマン・サックス・グループは7日に配布したリポートで、鉄鉱石の最近の価格上昇は恐らく続かず、今年10~12月には1トン35ドルに逆戻りするとの見方を示している。

こうした7日の動きは、世界最大の鉄鋼消費国である中国で政策担当者が景気梃子入れに前向きな姿勢を示唆したことで消費見通しが改善したほか、鉄鉱石の相場下落に賭けていた一部投資家が窮地に陥ったとの臆測も相場を後押ししたという。
以上、

鉄鋼製品価格は、中国が1.5億トン(年産ベース、日本の全生産量は1億トン)ともされる余剰生産物を海外へ破格値で輸出して市場を奪い暴落させ、今度は利益が出ないことから今年はじめから、投資家に中国の需要が改善するとの情報を流し、価格を吊り上げていたのだろう。
巨額赤字経営ではいくら国営といっても中国当局から構造改革の一環で整理淘汰される運命にある。なんでもありの投資市場である。
中国は全人代で、今後毎年2兆元(34兆円)の交通インフラ投資を行うと発表しており、需要が喚起されるとの見込みが先行している。

このまま高止まりした場合、日本の鉄鋼業界は、すぐにでも値上げし、手持ち在庫をおいしい利益に還元させることから、さらに建設の材料コスト高になる。
東京都心の分譲マンションは、庶民からますます遠去かってゆく。鉄鋼価格は全国一律、地方でも分譲マンション価格は値上がりが続くことになる。
20東京五輪後の不況まで待ったほうが賢明なのかもしれない。
 

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[ 2016年3月 8日 ]

 

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