アイコン 韓国ディーゼル車 20車種検査中不正18車種

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韓国当局は、VWの不正プログラムを受け、同国で販売されているディーゼル車20車種を、実走行検査した。検査は、室内検査モード、3000kmにも及ぶ市街地・郊外・高速道路で行ったという。
当局は当発表に先立って、韓国日産が販売したキャシュカイを問題としたが、同車は排ガスを抑制する排ガスの再循環装置(EGR、排気ガス低減装置)が、エンジン吸気温度が35度Cになった場合、装置が停止するプログラムの設定もしくは装置を取り付けられていたという。

ほかの17車種は、45度CになるとEGR装置の機能が停止したと発表している。これでは50歩百歩、反日政策を反映する日本たたきの一環で日産のキャシュカイだけを槍玉に挙げたものと見られる。エンジン吸気温度が35度Cの場合は、おおよそ外気温は20度Cだという、吸気温度が45度Cの外気温がどれほどは不知だが、それほど変わらないだろう。
当20車種の検査では、窒素酸化物(NOx)排出量認証基準値を最大で20倍上回ったという。ただ、それぞれの車両のNOx排出量の数値は発表していない(5月18日段階)。

クリーンディーゼルの要であるEGRを機能させなかったら、元のまま大量NOx排出車でしかない。そのため、クリーンディーゼルであっても規制値の20倍という膨大なNOxを排出しているというのが現実となっている。
EGRの停止は燃費との関係があるが、EGRをフル稼働させた認証どおりの燃費車を逆に公表してもらいたいものだ。

マツダのクリーンディーゼルSKYACTIV-Dはどうだろうか、
マ ツダは独自技術によりクリアーしている。同Dエンジンは、世界一の圧縮比14.0を実現、通常、圧縮比は16以上であり、圧縮比が高ければ燃焼温度が高く なり、エンジン内で不均一燃焼が生じやすくNOxの発生を助長する。また高温燃焼・不均一燃焼でススも発生しやすくなる。そのため、マツダは圧縮比を低減 させ、エンジン内で均一燃焼、燃焼温度も適正に燃焼させ、ススが出ないという。SKYACTIV-Dでは、空気とEGRガスを同時にエンジン内に過給する ことで、高比熱比での低温燃焼そのものを可能としており、より高熱効率とクリーン排気を両立させるシステムにしている。

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[ 2016年5月19日 ]
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