アイコン 健康長寿の姫島(大分県)  健康な理由は・・・

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大分県国東半島先の姫島村は、高齢化率が高いにもかかわらず、介護を受ける高齢者が少なく、健康な高齢者が多い。
大分県立看護科学大学看護学部の稲垣敦教授らは健康寿命が長い秘訣を調べようと、村内の高齢者の健康状態や体力、生活習慣の調査をした。
体力や筋力を維持することと同時に、戸外に出る機会を増やして会話をしたり、体を動かすコミュニティーの存在がより重要なことが分かった。

調査は慶応大と共同で、村内の65歳以上の高齢者200人を対象に実施された。身体機能や基礎体力を調べた他、毎日の歩行数や日常生活に関して詳しく聞いた。
  分析の結果、身体機能や基礎体力では他の地域と大きな違いが見られなかった。
しかし、
1日の歩行数は男性が8,058歩(全国平均6,703歩)、女性では8,516歩(同5,705歩)、
自転車を毎日利用する人の割合が、男性32.8%、女性63.9%(全国平均10~35%)、
身体活動時間(家事や農作業など)なども全国平均より高く、戸外に出る機会が多い傾向が顕著であることが分かった。

歩行数や外出回数が多いのは、畑仕事をしたり、近所付き合いが活発なことが要因とみられる。
島の面積が広過ぎず起伏が少ないことも、自転車を利用する機会を増やしているという。自転車は踏み込む際に脚の筋肉を使うため、筋力維持に適切な運動の一つとされる。

姫島村健康推進課は「島民同士が顔見知りで家族のような付き合いをしている。社会参加やコミュニケーションの機会が多いことが高齢者の孤立を防いでいる」と話す。
近場の移動は、自転車を使うことが多いという高橋千鶴子さん(83)は「外に出て近所の人と交流して元気をもらっている。新鮮な魚や野菜も豊富」と日々の生活の充実が健康につながっていると感じている。
 稲垣教授は「温暖で人付き合いがしやすい島特有の環境も影響しているとみられるが、社会参加することが、健康寿命の長さに関係するとみられる。気候や風土、食生活、ストレスなどと健康寿命との関係も調べたい」と話した。
以上、大分合同新聞参照

姫島の人口と世帯数:
・総数は2,000人、・男性927人、・女性1,073人
・世帯数は897世帯
島の面積:6.98平方km
結果、健康長寿の秘訣は、歩く、自転車の乗る(日ごろからの足腰の鍛錬)とコミュニケーションのようだ。・・・潮風もいいのかもしれない。

[ 2016年5月24日 ]
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