2016年の国際収支黒字20兆円 25.8%増 原油安24.4%、円高10.2%
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財務省が8日発表した2016年の国際収支報告によると、経常収支の黒字が前年比25.8%拡大し20兆6,496億円となった。貿易収支も原油・LNG・鉱物安に加え円高により調達コストが減少し黒字転換した。
米国向け直接投資は、前年比5.6%増の5兆7,268億円。
<原油価格>
ドルベース:41.58米ドル/バレル(前年比▲24.4%)
円ベース:28,405円/キロリットル(前年比▲32.2%)
<為替>
ドル・円相場(インターバンク直物相場・東京市場中心値の期中平均レート)
108.77円/米ドル(前年:121.09円/米ドル、前年比10.2%の円高)
ユーロ・円相場(インターバンク直物相場・東京市場17:00現在レートの期中平均レート)
120.28円/ユーロ(前年:134.32円/ユーロ、前年比10.5%の円高)
以上、
2017年はすでに原油価格が2016年平均価格より27%も上昇しており、資源価格も上昇、円安もあり、調達コストはや大幅に上昇する。輸出は円安効果はあるものの中国・東南アジア経済の低迷により、伸びる要素は少ない。また、トランプ次第では、直接米輸出のほか、韓国や台湾・中国経由の間接米輸出にも打撃を受ける可能性がある。
<2016年の国際収支>
/億円
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金額
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前年比
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貿易・サービス収支
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46,045
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+69,117
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(黒字転化)
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貿易収支
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55,793
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+62,081
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(黒字転化)
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輸出
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688,853
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-63,800
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(▲8.5%減少)
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輸入
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633,060
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-125,881
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(▲16.6%減少)
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サービス収支
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-9,748
|
+7,036
|
(赤字幅縮小)
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第一次所得収支
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181,360
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-25,166
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(黒字幅縮小)
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第二次所得収支
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-2 908
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-1,581
|
(赤字幅拡大)
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経常収支
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206,496
|
+42,370
|
(黒字幅拡大)
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サービス収支
サービス取引の収支を示す。
(サービス収支の主な項目)
輸送:国際貨物、旅客運賃の受取・支払
旅行:訪日外国人旅行者・日本人海外旅行者の宿泊費、飲食費等の受取・支払
金融:証券売買等に係る手数料等の受取・支払
知的財産権等使用料:特許権、著作権等の使用料の受取・支払
(サービス収支の主な項目)
輸送:国際貨物、旅客運賃の受取・支払
旅行:訪日外国人旅行者・日本人海外旅行者の宿泊費、飲食費等の受取・支払
金融:証券売買等に係る手数料等の受取・支払
知的財産権等使用料:特許権、著作権等の使用料の受取・支払
第一次所得収支
対外金融債権・債務から生じる利子・配当金等の収支状況を示す。
(第一次所得収支の主な項目)
直接投資収益:親会社と子会社との間の配当金・利子等の受取・支払
証券投資収益:株式配当金及び債券利子の受取・支払
その他投資収益:貸付・借入、預金等に係る利子の受取・支払
(第一次所得収支の主な項目)
直接投資収益:親会社と子会社との間の配当金・利子等の受取・支払
証券投資収益:株式配当金及び債券利子の受取・支払
その他投資収益:貸付・借入、預金等に係る利子の受取・支払
第二次所得収支
居住者と非居住者との間の対価を伴わない資産の提供に係る収支状況を示す。
官民の無償資金協力、寄付、贈与の受払等を計上する。
[ 2017年2月 9日 ]
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