アイコン ロッテWT オーティスエレベーター内覧会で停止 39人25分間 展望台オープン延期へ

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0321_06.jpgロッテワールドタワー(高さ555m)の19日の内覧会で、エレベーター業界世界最大手のOTIS(オーティスが納入したエレベーターが、25分間途中で停止するという事故があったと報道されている。

ロッテワールドによると、19日午後5時15分ごろ、ロッテワールドタワーの展望台に向かう専用エレベーター「スカイシャトル」が出発地点の地下1階と2階の間で25分にわたり停止した。事故当時、エレベーターには39人が乗っていた。

乗客は、オープン前の招待イベントに参加した役員・社員の家族らで、事故の一報を受けて駆け付けた施設管理職員によって5時40分ごろ救助されたという。
ロッテは事故原因について「安全装置の誤作動」であることを確認しており、誤作動の原因を分析している。
そのため、今月22日に予定していた展望台の正式オープンを延期することを決定した。
以上、

ロッテは、ロッテワールドタワーで、時代は秒速20メートル時代に入っているにもかからず、何故か10メートルのオーティス社製を導入していた。秒速10メートルならば自国産の現代エレベーターも所有しているものの、安全面で不安だったのだろうか。

しかし、現代本社ビルが2020年のオープンを目指し建設中であるが、当然、20メートル超のエレベーターを導入すると見られ、ロッテWTのスピードは大きく見劣りするものになる。(ロッテ建設陣の失態だろう)

<日本勢のエレベーター>
三菱電機は昨年5月、秒速最高20.5メートル(時速73.8キロ、開発基準)で運行する世界最高速度のエレベーターを開発した。このエレベーターは中国最高層ビルの上海センタービルディング(高さ632m)展望台用に設置される予定。
地下2階から地上119階まで53秒で移動できる。三菱電機はすでに納入予定だった秒速18メートルのエレベーター3基中1基を今回開発したエレベーターに交換することにしている。

現在運用している分で一番速いのは日立製作所のエレベーターが世界最速。昨年末に竣工した中国広州CTFファイナンスビルディング(高さ530m)に秒速20メートルのエレベーターを納入している。

それまでは、東芝が台湾のタイペイ101ビルディング(高さ509.2m)に設置した秒速16.8メートルのエレベーターが最も速かった。

以上、

ロッテは、事業承継問題を機に、それ以降、何をやっても旨くいかない事業環境にあり、要注意だ。日本製でも入れていたらこうした事故は生じなかったと見られるが・・・。
エレベーターは、モーター・牽引ロープの信頼性のほか、制御機能・部材・部品の一品一品が完成品でなければならず、エレベーター室内の空気圧制御機能も必要。中国製は一部大手を除き、まだ信頼性は万全ではないが、米国社は、制御機器の部品に至るまで良く中国製を採用している。
内覧会であったとしても、22日にはオープンを控えており、十分な運転チェックがなされていたのか、疑問もある。
過去、オーティスは、ドバイの世界最高峰ビルディングのブルジュハリファ(828m、秒速10m)の完成直後にも何回も問題を生じさせていた。
ブルジュハリファの例もあり、ロッテWTでは念入りに試運転させ、検査機器で充二分にチェックし、万全を期す必要があったのではなかろうか。
1度あることは2度あり3度あるとの戒めを肝に。
 

[ 2017年3月21日 ]
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