アイコン 先週の米原油在庫量 大幅増 WTI価格に大きな変動なし

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最近の原油市場は昨年末のOPEC+の減産合意で原油価格は55ドル台(WTI先物価格)まで上昇したものの、上がれば最大の原油消費国である米国のシェールオイル軍団が満を持して原油暴落で停止していた掘削リグを再稼動させ、生産量を増加させるというイタチごっこ状態となっている。最近の値動きは米原油在庫量とOPECの減産数量により決定している。米在庫が増えれば下がり、在庫が減れば上がる。

4月5日米EIAが発表した週間原油在庫量は、予想の▲43.5万バレル減が蓋を開ければ156.6万バレル増と先週に引き続き大幅在庫増となった。
それでも5日のWTI価格は51ドル前後で前日比若干のマイナス程度推移している。

米原油在庫:156.6万バレル増=EIA週間石油在庫統計(予想:43.5万バレル減)
米石油製品輸入:日量▲20.8万バレル減=EIA週間石油在庫統計
原油輸入:日量6.1万バレル増=米EIA週間石油在庫統計
米製油所処理量:日量20.3万バレル増=EIA週間石油在庫統計
米ガソリン生産:日量▲51.3万バレル減=EIA週間石油在庫統計
ガソリン在庫:▲61.8万バレル減=EIA週間石油在庫統計(予想:▲142.2万バレル減)

米国の原油掘削稼動リグ数は、
2014年10月10日に1609本をピーク
2016年5月27日に316本の暴落ボトム
2016年12月30日に525本
2017年2月24日に602本
2017年3月31日に662本
(米国の原油生産量はシェールオイルの稼動リグ数がピークから1/5以下に減ったが、効率の良い大規模優良リグの稼動もあり、ピークから3割も減っていなかった。米国の原油は現在、油井系とシェールオイル系が半々)

米自動車販売台数は、今年に入り3ヶ月連続して減少している。

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[ 2017年4月 6日 ]

 

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