アイコン 29日北朝鮮ミサイル失敗 サリンミサイルで賑わう国会

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29日早朝、北朝鮮はミサイル発射実験を行ったが、高度71キロあたりで空中爆発、残骸は領海内の日本海に落下した可能性が高いとの情報が韓国軍から発表されている。AP通信によると米軍関係者は、スカッド系列の新型対艦弾道ミサイル「KN17」と推定しているという。
これを受け、米トランプは囁いた。
North Korea disrespected the wishes of China & its highly respected President when it launched, though unsuccessfully, a missile today. Bad!

政府は28日の閣議で、サリンなどの化学兵器が搭載された弾道ミサイルを迎撃した場合、「ミサイル破壊時の熱などにより、無力化される可能性が高い。効力が残ったとしても、落下過程で拡散し、効果を発揮することは困難」とする答弁書を決定したと報道されている。
しかし、迎撃して撃墜した場合と仮定の話になっている。

撃墜しなかった場合、弾頭だけ落下した場合、できなかった場合、そのまま被害が出る。急角度で下降攻撃してくるミサイルの命中確率は悪いともいう。いっぺんに大量にミサイルが飛来したら、対応もできない。迎撃ミサイルが間違って民間旅客機を撃ち落す危険性すらある。

あまり北朝鮮を刺激すると、実際、金正恩のいらっとミサイルが飛んでくる可能性もある。

過去、防衛省の研究員は、「(パトリオットPAC-3ミサイルが)実際にどの程度迎撃できるかということより、迎撃システムを持っていることで国民が安心できることが重要だ」と述べているほど千人力の優れもの。

米国の最新ミサイルでは、SM-3ブロック2A(1Aの改良型で射程が倍増、イージスシステム)は、現在日米共同で開発中の高高度迎撃ミサイル、昨年の模擬ミサイルに対する演習で成功を収め、今5月にも再度実射演習を行うと米政権が述べている。実戦配備は2020年頃となっている。

米国の攻撃ミサイルに対する迎撃ミサイルは、
ミサイルの飛翔経路により、
1、加速しつつ上昇するブースト段階、
SBIRS-High早期警戒衛星、高高度無人情報偵察機、Xバンドレーダーなどにより発射情報把握

2、慣性で大気圏外を飛行するミッドコース段階、
攻撃ミサイルが頂点に達する(速度が遅くなる)ところを、SM3シリーズでイージス艦により迎撃、ICBM対応のGBIミサイル(大型)で迎撃、

3、大気圏に再突入して目標に向けて下降するターミナル段階
頂点や頂点から降りてくるミサイルを撃墜する終末高高度迎撃ミサイルのTHAADミサイル、高度を落とした攻撃ミサイルに対してPAC-3の迎撃ミサイルで対処する。(大気圏突入時は大気圧で速力が落ちる。)

ただ、迎撃ミサイルの性能に対しては、まだ開発段階といったところが正解。攻撃ミサイルも迎撃ミサイルに対して、すでにカムフラージュ装置(ロシア)を設けたりもしている。

何でサリンミサイルを持ち出したのか、
超高額のTHAAD(終末高高度迎撃ミサイル)の日本配備を念頭において予算獲得するためだろうか。防衛予算どころか、攻撃用の予算を獲得する必要もある。当然、敵対国に対して専守先制攻撃用ではなく、純然たる攻撃用ミサイルの配備が求められ、それは相手に対して抑止力にもなる。水面下で核爆弾開発も急がねばならない。日本はプルトニウムを食べても安全という国である。すでにプルトニウムは山のように保有しており、P爆弾を造くろうと思えばいくらでも造れる。

米国の貿易赤字問題も解消する。攻撃用ミサイル配備の憲法改正をする絶好のチャンスでもある。それにはもっともっと北朝鮮問題を過激に国会や世論で盛り上げる必要がある。
北朝鮮問題は現状、カゴイケ忘却、THAAD配備など防衛力強化、専守先制用攻撃ミサイル配備、貿易赤字問題解消、憲法改正の一挙四得五徳・六得あるおいしい餌でもある。

米MDAの迎撃ミサイルシステム図表説明
https://www.mda.mil/system/system.html

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[ 2017年4月29日 ]

 

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