アイコン 北朝鮮ミサイル発射実験 高度2千キロ、30分間飛行 迎撃困難か

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北朝鮮は14日午前5時28分ごろ、北朝鮮北西部・亀城付近から弾道ミサイル1発を発射した。東北東の方向に約30分間、約800キロを飛行し、朝露国境から約400キロ、ロシアから約500キロの日本海に落下したと推定されている(日本の排他的経済水域外)。
高度は初めて2000キロ以上に達したとみられ、稲田防衛相は「新型の弾道ミサイルであった可能性がある」と述べた。
以上、

日本軍が保有するイージス艦のSM3(-1A)では、迎撃高度1200キロ、SM3(-2A)では1500キロ超とされ、さらに高く飛ばした北朝鮮、日米を刺激したくなく飛距離を短くするために高く飛ばしたものと見られる。実際は30分飛行しており、日本越えを大幅に超過可能な飛行時間でもある(日本へは10~15分)。
日本の東京方面へは亀城から約1500キロ、到達させるには高度を下がる必要があり、高度1500キロ程度になれば、SM3-2A(イージス艦変更搭載、今度陸上用配備予定)の射程に入ることになる。
稲田大臣は新型ミサイルの可能性に言及しているが、長距離用ミサイルを短距離で落下させる高いロフテッド軌道による打ち上げであり、ムスダンかテポドンの可能性が高い。

今回、北朝鮮がミサイルを発射したのは、金正恩の文在寅に対する大統領就任の祝賀だろうが、文在寅がどう反応するかを見ているもの。

ミサイル発射実験は、今年に入り7回目となる。今回の実験は中国に対する反発が極めて強いことを物語っている(既に中国の言うことを聞かなくなっているが、首脳会談さえ1回も開催してこなかった中国・習の何らかの思惑もあると見られる)。

<韓国政府の反応>
韓国の文大統領はNSC(国家安全保障会議)を開催して、北朝鮮のミサイル発射について、「国連安全保障理事会の決議に明確に違反しているだけでなく、朝鮮半島はもちろん国際平和と安全に対する深刻な挑戦行為だ」と規定し、「韓国政府は強く糾弾する」と強く非難。
また、「軍は堅固な韓米同盟を土台に、いかなる軍事挑発にも対応できるよう徹底した防衛態勢を維持すべきだ」と強調した。
ただ、「北との対話の可能性を開いてはいるが、北が判断を誤らないよう挑発に対しては、断固たる対応をとるべきだ」とも述べている。

・・・文在寅は、都合の良いときだけ米韓同盟を唱え、本音は盟友の盧武鉉元大統領と同じ思想の持ち主で、米国依存から脱却(戦時統制権の韓国取得) ⇒THAAD配備撤回 ⇒中国歓迎・貿易正常化 ⇒自主防衛能力強化・国防費をGDP比2.4%から3%まで引き上げる予定、その一環で原子力潜水艦の製造・保有を検討しているという。

日本は、近い将来、北朝鮮より南朝鮮が脅威になる可能性がある。既に南朝鮮軍=韓国軍は800キロ射程の地対地攻撃弾頭ミサイルを開発、ドイツからは射程500キロの超高性能空対地ミサイル190発を買い込んでいる。
中国の一帯一路国際会議は、130ヶ国が参加し14日閉幕したが、南北朝鮮は、立ち話で、話し合いを持った。

 

北朝鮮攻撃ミサイル
攻撃ミサイル
弾道重量
射程
 
kg
km
火星5号
1,000
300
ロシア製
火星6号
700
500
ロシア製
ノドン
700
1,300
北朝鮮製
ムスダン
650
3,000
ロシア製
テポドン1号
500
2,500
北朝鮮製
テポドン2号
700~1,000
6,700
北朝鮮製
ウンハ3号
700~1,000
10,000
北朝鮮製
KN-08(移動型)
700~1,000
6,000
北朝鮮製

 

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[ 2017年5月15日 ]
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