東京ディズニーに第3のテーマパーク開設へ 投資額3千億円規模
東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドが、東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を大幅に拡張する方針を固めたと報道されている。
投資額は3千億円規模に上る。
事実上、第3のテーマパークと位置付け、新たなキャラクターや大型アトラクション施設を導入する。訪日外国人らを取り込み、再成長を狙う。
2025年までの着工を目指し、来年5月までに詳細を詰めるが、訪日観光客を意識して「日本」的なテーマを取り入れることも検討している。
すでに、第3施設について、米ウォルト・ディズニーと権利関係の調整協議に入ったという。
TDLの客数は、これまでのような大幅な伸びは期待できない状態に達しており、業績向上のため入場料をこれ以上上げれば、客数減を引き起こす可能性もあり、業績を再成長させるために、第3の施設が計画されているもの。
既存施設内のアトラクション施設を造るためと称し入園料を上げ続け、業績を向上させ続けてきたものの、大阪にライバルが出現して、マスコミもTDLをほとんど取り上げなくなった。
入園料ばかり上げ続けてきたことから、眼下、インバウンド効果があるにもかかわらず、日本人客の客足まで遠ざけている。
サラリーマン経営者の眼中には、自己保身のため、利益のため顧客単価ばかり上げることしか脳にはなく、これまで顧客満足度の見本のようなTDLを、サービス低下、顧客満足度まで没落させている。
客が夢をいくらで買うのか。
入り口が高すぎ、新アトラクションもマンネリでは、TDLを支えるリピーター客は減り続ける。
ただ、アナ雪のような映像とのメディアMIX=コラボ戦略は有効だろうが、アナ雪のような大ヒット作はそうそう表れない。
そのために本家の米ディズニーは、ピクサー含むルーカスフィルムを買収、21世紀フォックスの買収交渉に至っている。
第3施設には、どんなものができるだろうか。
オリエンタルランドの業績推移
|
||||
連結
|
売上高
|
経常利益
|
||
百万円
|
売上高
|
前期比
|
経利益
|
経利益率
|
09/3期
|
389,242
|
|
38,824
|
10.0%
|
10/3期
|
371,414
|
-4.6%
|
40,758
|
11.0%
|
11/3期
|
356,180
|
-4.1%
|
52,887
|
14.8%
|
12/3期
|
360,060
|
1.1%
|
66,238
|
18.4%
|
13/3期
|
395,526
|
9.9%
|
80,867
|
20.4%
|
14/3期
|
473,572
|
19.7%
|
112,671
|
23.8%
|
15/3期
|
466,291
|
-1.5%
|
110,486
|
23.7%
|
16/3期
|
465,353
|
-0.2%
|
109,214
|
23.5%
|
17/3期
|
477,748
|
2.7%
|
114,611
|
24.0%
|
うちテーマパーク
|
|||||
|
売上高
|
入園者数
|
客単価
|
||
09/3期
|
百万円
|
万人
|
前年比
|
円
|
前年比
|
13/3期
|
329,814
|
2,750
|
|
11,993
|
|
14/3期
|
390,912
|
3,129
|
13.8%
|
12,493
|
4.2%
|
15/3期
|
387,622
|
3,137
|
0.3%
|
12,356
|
-1.1%
|
16/3期
|
384,602
|
3,019
|
-3.8%
|
12,739
|
3.1%
|
17/3期
|
394,215
|
3,000
|
-0.6%
|
13,140
|
3.1%
|