アイコン ソニー+ZMP製ドローン 時速100キロ超 20年売上高100億円目指す

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小型の無人機、ドローンの利用が広がる中、ソニーは、自動運転のベンチャー企業ZMPと共同出資会社エアロセンスで開発した飛行機型のドローン(自立飛行・垂直離着陸型固定翼ドローン=VTOL機)で、来年度中にも災害時の物資輸送の事業を始める。

飛行機型のドローンは時速100キロ以上の速さで長い距離を飛行し、垂直に離着陸もできることが特徴で、今年8月から福岡市で、医薬品などを離島(福岡市西区姪浜地区から能古島間)に輸送する実証実験を始めている。

エアロセンス社では、これまでの実験結果から、基本的な安全性の確保など実用化のめどが立ったとして、災害時に医薬品などを輸送する事業を来年度中にも始める計画。
まずは、災害時に物資の輸送に時間がかかる離島などでの活用を想定していて、3年後の2020年度には100億円規模の売り上げを目指すとしている。

エアロセンス社の谷口恒代表取締役は「早く遠くまで飛行できるので、緊急輸送に非常に効果的だ。森林に飛ばして広い範囲で木の発育状態を見ることにも向いているので、農林業などにも用途を拡げていきたい」としている。

エアロセンス(株)は、独立行政法人 国際協力機構(以下、JICA)の2015年度第2回「開発途上国の社会・経済開発のための民間技術普及促進事業」に企画提案し、ザンビア共和国における保健医療分野の新たな物流インフラとして、エアロセンスのドローンを用いた物流サービス普及促進事業が採択されている。

エアロセンス社では、空撮・高所検査・発育状況調査・災害状況調査・運搬・測量など機種も揃え、操縦技術を不要にした自動操縦システムを導入したドローンのサービスを開始している。
また、医薬品などの緊急物流事業では、医薬品会社などもすでに提携して進めている。

エアロセンス社では、自立飛行・垂直離着陸型固定翼ドローン=VTOL機の飛行実験を、竹富島の港湾から石垣島の海岸に向け、約5キロの区間で行い、離陸から着陸まで全行程を自律飛行で行い、検証目的である長距離輸送を見据えた離島間の飛行に問題ないことを確認している。
飛行距離5,167.8m、飛行時間210.6秒(ホバリング時間を除く) 、平均速度24.5m/秒。

以上、

問題はバッテリー、バッテリーの開発ベンチャーは千歳一隅の大チャンスだろう。日本でも研究所や大学でいろいろ開発されてきたが、まだドングリの背比べ状態を脱していない。自動車・ドローンなど需要は未曾有、1兆円・10兆円企業も夢ではないのだが・・・。
水素やリチウム電池の改良型には限界がある。東北大の出番のようだが・・・最近、先生方の開発魂が希薄になっているような・・・、研究論文の閲覧数も目立たなくなった。
また、超軽量高出力エンジンの開発だろうか。マツダさんには開発の余裕はなかろう。ドローンの先駆者ヤマハのヘリになってしまうが・・・。
コンピュータもすでに量子コンピュータに変わろうとしている。

 

社名
エアロセンス株式会社
Aerosense Inc.
本社
東京都文京区小石川五丁目41番10号
設立年月
2015年 8月3日
資本金
2.5億円
出資比率
ソニー株式会社:50.01%
株式会社ZMP:49.99%
役員
代表取締役 谷口 恵恒 (ZMP 代表取締役社長)
取締役 佐部 浩太郎
取締役 嶋田 悟
取締役 小田島 伸至
監査役 中川 隆之
事業内容
自律型無人航空機によるセンシングとクラウドによるデータの処理・ 管理を組み合わせた産業用ソリューションの開発・製造・販売
 
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[ 2017年11月 8日 ]

 

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