アイコン 追報:「割烹温泉ゆらり」(株)中ノ島ニューシティプラザ(島根)/破産開始決定

 

 

出雲市が出資する日帰り温泉施設「割烹温泉ゆらり」の(株)中ノ島ニューシティプラザ(島根県出雲市平田町7178、代表:山根章一)は3月20日、松江地裁出雲支部において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、大國暢子弁護士(電話0853-25-7917)が選任されている。

負債額は約9億8千万円。

同社は平成16年1月に設立された出雲市が出資する日帰り源泉掛け流し温泉施設で第三セクターの「湯元楯縫 割烹温泉ゆらり」の運営会社。

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同社は施設内での食堂経営や土産物販売も行い、平成20年3月期には約3億4千万円の売上高を計上していた。しかし、その後は利用者減や競争激化で平成25年期には約2億1千円まで落ち込み赤字が続き、平成29年期には累積赤字が約2億円まで積もり、金融債務は9億5600万円に上っていた。

出雲市などは抜本的に運営を見直すため、平成29年7月に不動産を含む事業を地元企業が出資した新会社に売却、同社は負債を抱え、今回の措置となった。事業継続を目的にほぼ0円で売却された模様。

現在、「割烹温泉ゆらり」は新会社により運営されている。

出雲市は、市長が駄目なのか「出雲大社」というまれな観光地を有しながら、インバウンド観光誘致と日本人観光の相乗効果政策など、効果の上がらない対策しか採っていないようだ。変わるしかないだろう。

 

 

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[ 2018年4月 2日 ]

 

 

 

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